カテゴリー「映画・テレビ」の72件の記事

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]

今さら見た。原作はディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」なんだけど、細かい点は結構違う。でも原作もこの映画も、どちらも名作。内容は今さら私が語るまでも無いので省略。

陰鬱な感じの絵作りがひたすら続くので、当時の評判は結構悪かったらしい。特にラストシーンは、このファイナルカット版ではエレベータに乗り込んで逃亡というところで幕切れなんだけど、当時の公開版では興行主の圧力でハッピーエンドにしないといけないため、青空へ逃避行……みたいなひどいものだったらしい(「未来世紀ブラジル」でも似たような話がありましたね)。

アジア的な雑多とした町並みとかVKテストとか見どころは多いけど、やっぱりプリスが一番印象に残ってしまった。あの美しさと、レプリカントとしての感情の揺れ、いろいろ素晴らしい。名作でした(☆☆☆☆)


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アイ,ロボット [Blu-ray]

アイザック・アシモフの「われはロボット」が映画化したのかーと思ってみたら、中身全然違った……あくまでモチーフとしてこのタイトルにしただけで、脚本は別のミステリ作品らしい。

一応、ロボット三原則は出てくるけど、その解釈はアシモフの短編集に比べるとかなり「浅い」。娯楽映画とてはあまり深く考えずに楽しめるけど、SF映画として期待して見に行くとかなりガッカリしちゃう感じ。微妙でした(★★)。


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EMOTION the Best 究極超人あ~る [DVD]

サンデーに連載していた漫画「究極超人あ〜る」のOVA。

発売日に即買ったものの、ずっと積んでいたのをようやく消化。うーん、オールドタイプとしては、あのあ〜るやとさか先輩、さんごや幽霊が動いているのを見るだけで嬉しい。
有名な飯田線ダッシュなど、名場面も満載で面白かった。しかしこれ、マンガ読んでない人は完全に置いてきぼりだな。(☆☆☆☆)

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[映画] 砂漠は生きている

栗林慧さんの本で紹介されていたので見てみた。
アメリカの砂漠を舞台に、そこに住む様々な生き物を追ったドキュメンタリー映画。

サソリのダンスなどやや演出過剰気味な部分もあるけど、この映像は本当に素晴らしい。ヘビとネズミ、タランチュラとハチとの壮絶な戦い。特に最後のサボテンの花の美しさ。
面白くためになる映画でした。今は500円で買える、大変にお買い得。(☆☆☆☆)

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[映画] ショウほど素敵な商売はない

原題は"There's No Business Like Show Business"。午前十時の映画祭で、TOHOシネマズみゆき座にて見た。ボードビルの大スターであるドナヒュー夫妻と、その3人の子ども達の物語。
はじめは一家5人での舞台を楽しんでいたが、少しずつお互いの心は離れていき、長男スティーブは父親の強い反対を押し切って神父となる。次男ティムは、マリリン・モンロー演じるヴィッキーと上手く行かずに失踪。家族がバラバラとなっていく中、失意のどん底でやけ酒をあおるテレンスだが、最後は再び5人揃って素晴らしきハッピー・エンド。

ツッコミ所は多々あるものの、古き良きアメリカと家族愛を実に生き生きと感じることができ面白い映画だった。
マリリン・モンローの"Heat Wave"、そして有名なソファでの"Lazy"も実に見事。映画館で見て良かったわー。(☆☆☆☆☆)

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[映画] お熱いのがお好き

アメリカ、禁酒法時代。
サックスとベース担当の2人のバンドマンは、ギャング抗争での聖バレンタインの虐殺現場に居合わせ、目撃者として追われることになる。二人が取った策は、女装して女性バンドの中へと潜り込みフロリダに逃げ出すこと……。

舞台設定はかなり陰惨なんだけど、それをとても面白おかしいコメディにしてみせてくれている。素晴らしい映画だった。確かにこれは傑作だわ。
シュガー役のマリリン・モンローの魅力は、50年経った今でも全く色褪せない(モノクロ映画だけど)。ぜひ見るべき一作。(☆☆☆☆☆)

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[映画] 日本一のゴマスリ男

DVDで借りて見てみた。植木等の作品。

後藤又自動車に入社した中等(なか・ひとし)は、万年係長で終わった父親からの「お前にはでっかいゴマをすりあててほしい」という言葉に反発し、一日目からバリバリ仕事をこなす。しかし初日から高級車を1台販売という業績を作っても、社長や上役からの評価はさんざん。
現実を知った中は一念発起して、この会社で徹底的にゴマをすってやる! とゴマスリに専念していくのであった……。

全編がひたすらノリと勢いだけで進んでいく映画だけど、その調子よさがなかなか面白かった。しかし日本企業って、40年経っても全然変わってないんだなぁ(☆☆☆)。

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[映画] 千と千尋の神隠し

2011年にもなって今さら見た。うひゃぁ、こいつはスゴい映画だ。しかし過去に一悶着あったことだけど、やっぱりホワイトバランスがおかしいよね。

内容は、「こ、これはエロい……」と色々と思ってしまった。なんというか、人間の欲望とエロスを1000枚くらい薄皮に包んで、子どもでも見られるようにしましたって感じかなぁ。
最後まですっきりしない部分も多くてもやもやするけど、これはやはり傑作だった。見て良かったわ〜(☆☆☆☆☆)

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[映画] 雨に唄えば - Singin' in the Rain

TOHOシネマズみゆき座にて鑑賞。これは面白かった〜。
サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代、映画会社と俳優たちを描いた作品。サイレント映画に慣れた人たちがマイクの扱いに四苦八苦するさまなど、当時の様子も垣間見ることが出来る。
また、ダンスシーンがアクロバティックで実に素晴らしい。現在のふ抜けた映画界ではとても見られないような動きが当たり前のように出てくるのに圧倒された。

タイトル曲 Singin' in the Rain を雨の中でドン(ジーン・ケリー)が歌うシーンも、やはり名作だわぁ。映画館で見て良かった。(☆☆☆☆)

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[映画] ウエスト・サイド物語

午前十時の映画祭で、TOHOシネマズみゆき座で鑑賞。
とても素敵で面白かった、しかしとても長かった……156分はちと疲れた。

ダンスホールでのシーンや、"I feel pretty"でフラメンコっぽい動きを披露するのが興味深かった。スペイン系移民だから? ギターを演奏するシーンも入れて欲しかったなぁ。
いやはや名作でした。見て良かった。(☆☆☆☆☆)

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