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2014年12月

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]

今さら見た。原作はディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」なんだけど、細かい点は結構違う。でも原作もこの映画も、どちらも名作。内容は今さら私が語るまでも無いので省略。

陰鬱な感じの絵作りがひたすら続くので、当時の評判は結構悪かったらしい。特にラストシーンは、このファイナルカット版ではエレベータに乗り込んで逃亡というところで幕切れなんだけど、当時の公開版では興行主の圧力でハッピーエンドにしないといけないため、青空へ逃避行……みたいなひどいものだったらしい(「未来世紀ブラジル」でも似たような話がありましたね)。

アジア的な雑多とした町並みとかVKテストとか見どころは多いけど、やっぱりプリスが一番印象に残ってしまった。あの美しさと、レプリカントとしての感情の揺れ、いろいろ素晴らしい。名作でした(☆☆☆☆)


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アイ,ロボット [Blu-ray]

アイザック・アシモフの「われはロボット」が映画化したのかーと思ってみたら、中身全然違った……あくまでモチーフとしてこのタイトルにしただけで、脚本は別のミステリ作品らしい。

一応、ロボット三原則は出てくるけど、その解釈はアシモフの短編集に比べるとかなり「浅い」。娯楽映画とてはあまり深く考えずに楽しめるけど、SF映画として期待して見に行くとかなりガッカリしちゃう感じ。微妙でした(★★)。


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