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2014年5月

武田一義: さよならタマちゃん (イブニングKC)

まだ5月だけど、今年読んだマンガのベスト1が既に決まってしまった。間違いなくこの本だろう。
漫画家アシスタントを生業とする著者の、ガン(精巣腫瘍)闘病記……なのだが、これが実に素晴らしい作品で感動しきり。決して単なるお涙頂戴ではなく、暗いだけの一人語りでもなく、一人のガン患者が生きる様子と夫婦の支え合いを描ききっている。

私も以前に家族をガンで亡くしたので、出てくる事例の色んなところに当時のことを思い出してしまう。自分や家族が大病をしたことの無い人には、こういうことは本当に分からないのかもしれない。
ちなみに作中に出てくる師匠の漫画家さんは、どうやら「GANTZ」の奥浩哉先生らしい。好感度MAXですよ。(☆☆☆☆☆)

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椎名誠: 南島ぶちくん騒動 (幻冬舎文庫)

映画『うみ・そら・さんごのいいつたえ』を撮影していた時の、沖縄滞在エッセイ。
写真+文章といういつものスタイルで、ページ数も少ないのですぐ読み終わる。

うーん、あまりコレハという良いものは無かったかな、まぁ普通に面白い。(☆☆☆)

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石川直樹: 全ての装備を知恵に置き換えること

冒険家の著者のエッセイ集。あちこちで考えたこと。
タイトルに惹かれて購入、内容もなかなか良い。もうちょっと砕けた感じがあってもいいのになぁとは思う(すこしマジメすぎ)。でもなかなか面白かったです。(☆☆☆☆)

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椎名誠: さらば新宿赤マント

色々あって読書日記が途絶えていましたが再開。
これは新天地のそばにある図書館で借りてきた。

長い間続いていた椎名さんのエッセイ「赤マント」シリーズ、これはいよいよ最終回。
まぁいつもと同じ感じで、サラリサラリとお手軽に読める。あまり感慨みたいなものは無い。(☆☆☆)


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