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2014年1月

Hacker Japan 最新版 サイバー攻撃セキュリティレポート (白夜ムック)

2012年のムックなのでちょっと古いんだけど、なかなか濃いもので満足できた。
イランの核施設を狙ったStuxnetのお話や北朝鮮のネット事情、Anonymousについてのレポートなどなど。ネットを丹念に漁ればこの本の情報は手に入るんだろうけど、こういう方面の内容をきちんとまとめて一冊にしてくれるところなんて滅多にないので、一冊で分かってしまうこの本は貴重。

残念ながらハッカージャパンは休刊になってしまったけど、こういうムックは今後も出して欲しいなぁ。面白かった。(☆☆☆☆☆)

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棟田博: 陸軍いちぜんめし物語―兵隊めしアラカルト (光人社NF文庫)

戦前の日本陸軍体験を、「めし」から切り込んでくれるエッセイ小話。
様々な食の事情や兵舎の様子、行軍での食い物など興味深く面白い。ちょっとはしょりすぎな解説もあって若干読みにくい部分も多いけど、当時の様子がよく分かった。なかなか。(☆☆☆☆)

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アラン・W. ビアマン: やさしいコンピュータ科学 (Ascii books)

タイトル通り、コンピュータサイエンスの入門書。MITで教科書として使われていたこともあるそうな。
書かれている文章は平易だけど、内容は計算機の停止問題などまで突っ込んでいたりしてなかなか深い。いかにもアメリカの教科書的な雰囲気はあるので、読みにくい人もいるかも。

あまり日本では見ないタイプの本だけど、プログラムにおける変数とは何か? というレベルのことから、人工知能までと実に幅広い。計算機科学初心者におすすめ……と言いたいのだが、例示されているプログラミング言語は全てPascalなので、2014年の今、初学者にお勧めできるかというと正直微妙。
かと言って中級者以上には、いささか内容が簡単すぎて読むところがあまり無いのが残念。いい本ではあるのだが、20年前ならいざ知らず、既にこれは存在価値を終えた本かなぁ。(☆☆☆)

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西尾泰和: コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)

この本は面白かった。
プログラミング言語の歴史を振り返りながら、文法とは何か、if文とかwhile文とかはどうやって実現されているのか、エラー処理の扱い、など様々な事例を語ってくださる。データ構造など計算機科学的な知識も身につく。

どの説明も、深い知識に裏打ちされた記述であることがビシビシと伝わってきて安心感があった。また、本書を一巻して貫いているのが、言語ごとの具体的な事例を紹介しつつも言語に固執した学習など意味ないよ、という態度。読み終わって、一段階高い知識が得られたような気持ちになれた。おすすめ。(☆☆☆☆☆)

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