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西村ツチカ: かわいそうな真弓さん(リュウコミックス)

この人の短編集「なかよし団の冒険」が大変に面白かったので買ってきた。短編集その2。
内容は、前作よりさらにぶっ飛んだ感じのが多いかな。よりガロっぽくなったというか……。

*ねむり姫
補習で眠り続ける青木さん、その机の上にはペローの童話集が。不思議な感じがマル。

*さよーならみなさん
ネコ好き少女とアブナい男子。思春期の男女のスレ違い感がニャーニャー出ていて面白い。最後に「タマはもらえないの?」あたりが良いなー。

*チカちゃんの発明小学校
前作の「チカちゃんの発明館」が良かったので期待したのだが、これはちょっとイマイチだったかなー。小学校に登校したが敬遠されるチカちゃん、野良犬、ニワトリ、「ふくじゅう機」。

*△
図書館でスカートをのぞく。松谷エロ大臣の美意識が良い。

*かわいそうな真弓さん
表題作。SF的にはありふれた、年を取るごとに若返っていく……というお話。
しかしこれが、圧倒的な筆力で描かれており、すさまじいまでに読者を引きずりこむ作品。家族のとまどい、特にシルエット部で描かれる母親の「自分より若い母」への嫉妬の描き方が素晴らしい。
時折挟み込まれるどこか歪んだ絵、そこに一種の不気味さと面白さ、ユーモアも垣間見える。
いやー、これは本当に良い作品でした。久々にとても面白い作品を読んだなー。

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