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2012年12月

岡崎京子: セカンドバージン (アクションコミックス)

母子家庭のびんぼー家庭、母と娘ふたりの生活。
思春期的のお年頃の女の子たちの様子がリアルに、しかし軽いタッチですっきり描かれていて面白い。重くないけど何か感じる作品。(☆☆☆☆)

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NHKサイエンスZERO 細胞 「私」をつくる60兆個の力

細胞生物学の最先端を取材した本。
前半はタテジマキンチャクダイの縞模様から生物の「波」について、後半は最近と免疫そしてES細胞。

分かりやすく書かれているが、図版などが少なくてちょっと物足りない感じ。もうちっと突っ込んで欲しかったかな。(☆☆☆)

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泉昌之: 食の軍師 (ニチブンコミックス)

おでん、もつ焼き、朝食バイキングなどの日々の食事。その細部にひたすらこだわり、フード男ことライバル・力石との戦い(?)を繰り広げるお話。
バカバカしい感じがなかなか面白かった。私も酒がこれだけ飲めれば楽しいだろうなぁ。(☆☆☆☆)

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こうの史代: 平凡倶楽部

この作家さんは、「ぴっぴら帳」をはるか昔にクレしん増刊号で読んでいて、その頃にファンになった。
氏のエッセイ本ということで購入。

中身はかなりのゴッタ煮で、実にごちゃごちゃ。しかしそのどれもが一癖あって面白い。萌え漫画「聖さえずり学園」には笑った。ファンなら買い。(☆☆☆☆)

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植物の顕微鏡観察 (顕微鏡観察シリーズ 2)

タイトル通り、植物標本を顕微鏡でどう観察するかの教科書。
レベルは大学教養から専門に足を突っ込むあたりだが、いろいろ細かく書かれているので意欲のある高校生などにも向いてそう。シダからどうやって胞子を採取して前葉体を作るかなどの記述が参考になった。(☆☆☆☆)

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椎名誠: ガス燈酒場によろしく

赤マントシリーズの最新刊。2010年頃から、2011年3月の震災直後頃まで。
うーん、なんか若者へのグチみたいのが多すぎて、あんまりすっきり読めなかったなぁ。シーナさんも年を取ったのかな(☆☆☆)

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吉田戦車のゲーム漫画大全 (弟) (ビームコミックス)

連載「はまり道」「ニューはまり道」を収録したゲーム4コマ。ネタになっているゲームは、ストII、バイオハザード、ファイヤーエムブレムなどやや古め。
相変わらずバカらしくて面白い。これは第2巻で、第1巻は「兄」らしい。(☆☆☆)

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西村しのぶ: メディックス

友人がこの西村しのぶ氏が大好きで、事あるごとにオススメされていたのだけど、正直私にとってはつまんない題材ばかりでずっと敬遠していた。ブティック経営の話とかをされてもなぁ。
しかし、この作品は大変に面白かった! バブル期のころの国立医学部(たぶん神戸大学)の学生群像を描いたキャンパスストーリーで、彼らの飄々とした生き様がクールにステキに、そしてコミカルに描かれる。未完のままなので完結してないのが気になるのだが、この1巻だけでも十分面白かった。

キャラクターは、一般人のイケメン広瀬、開業医の息子・島田、事務のルリさん、大病院の跡取り娘・桜木、学者肌の星野などどれも魅力的。
私的には、星野がカッコいいなぁ。こんなクールさを持った学生が本当にいたらスゴいな。面白い一冊でした。マル。(☆☆☆☆☆)

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顕微鏡フル活用術イラストレイテッド―基礎から応用まで (細胞工学別冊―目で見る実験ノートシリーズ)

趣味で顕微鏡を購入してしまったので、図書館で借りてきた。

中身はオリンパスのマニュアルを丁寧にしたという感じだけど、分かりやすく読みやすく内容もしっかりしている。実際に開発に携わっている方が執筆されているようで、分かりづらい専門的な知識ばかりひけらかすようなのとは真逆の本。
これからのスキルアップに、手元に置いておきたい一冊でした(☆☆☆☆)

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西村ツチカ: かわいそうな真弓さん(リュウコミックス)

この人の短編集「なかよし団の冒険」が大変に面白かったので買ってきた。短編集その2。
内容は、前作よりさらにぶっ飛んだ感じのが多いかな。よりガロっぽくなったというか……。

*ねむり姫
補習で眠り続ける青木さん、その机の上にはペローの童話集が。不思議な感じがマル。

*さよーならみなさん
ネコ好き少女とアブナい男子。思春期の男女のスレ違い感がニャーニャー出ていて面白い。最後に「タマはもらえないの?」あたりが良いなー。

*チカちゃんの発明小学校
前作の「チカちゃんの発明館」が良かったので期待したのだが、これはちょっとイマイチだったかなー。小学校に登校したが敬遠されるチカちゃん、野良犬、ニワトリ、「ふくじゅう機」。

*△
図書館でスカートをのぞく。松谷エロ大臣の美意識が良い。

*かわいそうな真弓さん
表題作。SF的にはありふれた、年を取るごとに若返っていく……というお話。
しかしこれが、圧倒的な筆力で描かれており、すさまじいまでに読者を引きずりこむ作品。家族のとまどい、特にシルエット部で描かれる母親の「自分より若い母」への嫉妬の描き方が素晴らしい。
時折挟み込まれるどこか歪んだ絵、そこに一種の不気味さと面白さ、ユーモアも垣間見える。
いやー、これは本当に良い作品でした。久々にとても面白い作品を読んだなー。

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佐藤洋一: 図説 占領下の東京 1945~1952 (ふくろうの本)

終戦直後の東京の様子を、多くの写真で紹介。本文の方もなかなか読み応えがある。
特にGHQによる不動産の接収については記述が細かく、知らないことばかりだった。興味深い一冊だったなー。(☆☆☆☆)

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中井悦司: プロのための Linuxシステム・10年効く技術 (Software Design plus)

なんだか評判が良いようなので、図書館で借りてみた。しかしものすごい数の予約が入っており、なかなか順番が来なかったー。

内容としては、一歩進んだLinuxサーバ管理書、という感じ。確かに色々まとまっていて参考にはなるけど、そんなに大絶賛するほどでもないかな……。
でもカーネルソースを読んでみるというのも結構詳しく、じっくり読みたい一冊ではある。(☆☆☆☆)

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安野モヨコ: ベイビーG

女子高生の改造人間・エミリ(ベイビーG)が、悪の秘密組織V・S(バイオレットスネーク)と戦いを繰り広げる。

あー、これ面白いわ。きちんとヒーロー変身モノの轍を踏みつつ、普通の女子高生の生活も、いかにもモヨコ的にみっちり描かれる。
コミカルなところとオンナの心理のドロドロ部分がバランス良く、読んでいて爽快感。なかなか面白い一冊でした。ベイビーG、カッコいい!! (☆☆☆☆)

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西村ツチカ作品集なかよし団の冒険 (リュウコミックス)

どこかでオススメされていたので入手。かなりゴッタ煮な感じの短編集で、これを全部同じ作者が描いているとはビックリ。一応、共通のテーマとして根底に「オンナのココロ」みたいのがあるのかなー。

*おんがえしの夜
男子大学生の元にやってきた、子犬とジョロウグモの恩返し。
*君はヒラリ
小学生にしか見えない38歳の女の子。
*窓
詩人を目指す26歳のヒキコモリ。
*ヒロジが泣いても笑っても (abridged)
うわー、これはスゴい。可愛い、けどその可愛さを演じ続けないといけない中学生の女の子「ヒロジ」を描いたもの。全編、切り絵のようなすさまじい線が魅力的。可愛い、けど恐ろしさを感じる作品。
*チカちゃんの発明館
これもいいなー。発明少女とその友達、そしてロリコン男子大学生のねじくれたお話。チカちゃんの「16-BIT」Tシャツはたまらん。
*ピューリッツァ賞
うわー、なんという後味悪い作品。イジメに遭う少年と、それをビデオ撮影する女の子。
*黒岩さん
オヤジマンガ。

どれも骨太で、面白い作品でした。なかなかスゴいものを読んでしまった!(☆☆☆☆☆)

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実験太朗, 立花美月: 研究者マンガ「ハカセといふ生物(いきもの)」

Webで公開されていたのを前からちらちら見ていたけど、本になったので買ってきた。
生物系のPh.D持ちの「ハカセ」が、ラボで日々を過ごす4コマ。とってもリアルでしかもコミカルで、大変面白かった。私は物理系の院生でしたが、まぁだいたい生活は似たような感じでしたね……。

値段がちょっと高いけど、中身はフルカラーの凝った作りなのでこんなもんかな。
登場する女性キャラも可愛くてマル。おすすめの一冊。(☆☆☆☆☆)

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