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田山花袋: 東京の三十年 (岩波文庫)

田山花袋が語る、明治・大正時代の東京の街、そして交友録。
都電に乗ったり歩いたりして東京のあちこちに出かける、お目当ての洋書を苦労して手に入れる、文壇での交友を赤裸々に描く、「蒲団」を書いたいきさつなどなど。

国木田独歩との執筆旅行「KとT」も興味深かった。当時の歴史資料としても、文芸作品としても、おすすめ。(☆☆☆☆)

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