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長嶋有: タンノイのエジンバラ (文春文庫)

短編作品集。
隣人の女児を突然預かる無職ひきこもり男「タンノイのエジンバラ」、父親の愛人と遺産めぐり「夜のあぐら」、姉と妻とのスペイン旅行「バルセロナの印象」、元ピアノ講師で現在パチンコ屋店員の「三十歳」。

現代の家族を巡る物語を、ひたすらに淡々と静かに描く筆致。
題名の「タンノイのエジンバラ」は正直ちょっと気持ち悪かったけど、まぁ普通に面白かった。(☆☆☆)

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