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2012年7月

日本の写真家100人

現在活動中の、日本の写真家を見開き2ページで100人。
タイトルは結構大ざっぱなのだが、雑誌・広告向け写真家の紹介本という感じだった。なので読者ターゲットも一般人ではなく、雑誌編集者や企画会社などという雰囲気。

玉石混交という感じだけど、「これ!」と思い切り尖ったものは無かったかな。なんというか、「雑誌など商業出版に使えるもの」というフィルターが最初にかけられている感じ。(☆☆☆)

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飯沢耕太郎: 深読み! 日本写真の超名作100

タイトル通り、日本の写真家の作品100点を紹介。気になったのは、
・ハナヤ勘兵衛「ナンデェ!!」
・影山光洋「戦後10年、我が家の食卓」
・田淵行男「金緑の真珠 ヒメギフチョウの卵」
・沢渡朔「NADIA #26」
・北井一夫「渡良瀬川西岡の渡し」
・今道子「タコ+メロン」

パラパラとめくっても、じっくり読んでも良い本。しかし妙に煽るようなタイトル(超名作ってのはどうかと)と本文には、ちょっとしっくり来ないモノがあった。(☆☆☆)

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長尾宏 : カメラと歩く東京の下町

東京下町散歩と、そこで撮った写真。
各スポットは4ページで紹介されており、多くの場所が紹介されているのだが、どうもひとつひとつの印象が薄くてあまりピンと来なかった。途中で読むのやめちゃいました(☆☆)

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博物館でタイムトラベル―君にもできる時間旅行

ちょっと変わった切り口で宇宙と地球の歴史を探る、コンパクトだけどなかなか面白い本。
時間の単位を100億年前、10億年前……と見ていき、1日、1秒、0.01秒……と短い瞬間について語っていく。

宇宙と地球・生物と人間・生体の仕組みなどを、こういう切り口でも語れるんだなぁと素直にびっくりした。コンパクトで読みやすい。(☆☆☆☆)

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森昭彦: うまい雑草、ヤバイ野草

食べられる野草と、毒草についての紹介。
あまり図鑑という感じではなく、比較的分かりやすいエッセイ的な書きっぷり。都会でよく見かける雑草も多く掲載されていて、なかなか興味を惹いた。ハルジオンやヒメジョオンって、食べられるのかー。(☆☆☆☆)

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挑め!捨身の大決戦―新ソード・ワールドRPGリプレイ集〈9〉

へっぽこーず第9弾。ようやくノリスは自分の体を取り戻し、続いてバンパイア退治へと出かけるご一行。しかし、なんとイリーナが一発死という恐るべき事態に。
今回もなかなか面白かった。イリーナを慌てて運ぶヒースもちゃんとキメてて○。(☆☆☆☆)

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前園泰徳: 日本のいきもの図鑑 (都会編)

その名の通り、都会で見られる生き物図鑑。草・木、魚・鳥・虫、都会で見られる生き物がたくさん載っており、「あのよく見る花はこれだったのか!」と思うことしきり。
また解説文が、他の図鑑とは違って主観入りまくり、著者の感想が出過ぎで面白い。「これは外来種なのでムカつく、ムキーー!!」みたいなのがしょっちゅう出てきて微笑ましい。

テーマとしてはありきたりだけど、他の図鑑類とは一線を画す、「読み物としても面白い」図鑑でした。おすすめ。(☆☆☆☆☆)

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平野隆久: 植物の撮影法 (ネイチャー・フォトグラフィック・シリーズ)

植物の撮影法について、丁寧に分かりやすく語ってくださる。
1986年出版なのでフィルム扱いの辺りの記述はさすがに古いけど、構図の撮り方や接写テクニックなど今でも役立ちそうなこともいっぱい。なかなか良い本でした。(☆☆☆☆)

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荒木経惟トーキョー・アルキ (とんぼの本)

東京の様々な場所のお散歩写真。
成城の、犬を散歩させてるお爺さんと孫娘の写真が良かった。表紙になっている月島の子どもたちも面白い。(☆☆☆☆)

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滝本竜彦: NHKにようこそ! (角川文庫)

ひきこもりの主人公が「NHK=日本ひきこもり協会!」と突っ走る。
うーん、面白そうな作品だと思ったのだが、最初の10ページほど読んでギブアップ。放り出してしまった。もっと面白くなる書きようもあると思うんだけどなあ。残念。(☆)

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ハシビロコウ

千葉市動物公園による、ハシビロコウの写真集。
コンパクトな本だけど魅力はたっぷりで、なかなか良かった。楽しい一冊。(☆☆☆☆)

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長嶋有: ジャージの二人

親子ふたりが、山荘にてダラダラ暮らすさまをひたすら描く。だけ。
「ねたあとに」との兄弟作品(?)。

何か起きそうで何も起きない、ちょっと間違えると非常につまらない作品になるところをここまで読ませるのは、さすが作者の腕か。「ねたあとに」からゲーム成分を抜いて純文学寄りにした、という理解でだいたい合ってる。(☆☆☆☆)

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原田宗典: たまげた録 (講談社文庫)

久々にハラダさんの新作が出ていたので読んでみたけど、うーん、これはあんまり面白く無かったなぁ。
なんだか空回り感だけが出ていて、途中で読むのやめちゃいました。次に期待。(☆☆)

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牧大輔: モダンPerl入門 (CodeZine BOOKS)

今風のPerlプログラミングがざっくり学べる一冊。
既にPerlを使っているけど、最近の動向がなんだかなぁ……という辺りの人が対象。Perl初心者向けではない。

いきなり最初にMooseの解説が延々と続き、Webアプリケーションの章では「Catalystの使い方」だけが延々と語られるのにはちょっと戸惑った。そういうのはよその本に任せればいいのでは……。パッケージやフレームワークの細かい使い方よりも、もうちょっと、本質的な部分を期待したのだが。
しかしテストに多くのページが割かれていたり、C APIとXSについては全く知らなかったのでためになった。それなりに役立つ一冊。(☆☆☆)

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田中克己: 顕微鏡の使い方

初版が昭和28年と実に古い本なのだが、タイトル通り顕微鏡の使い方を学術的にきっちりと説明してくださる一冊。
パラパラとしか目を通していないのだが、現代でも十分通用すると思う。この本と、使う顕微鏡のマニュアルの2つさえあれば大丈夫じゃないかなあ。(☆☆☆☆)

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長嶋有: ねたあとに

山小屋でひたすら「遊び」に没頭する、ダメな大人達のダメ話(?)。
遊びは「ケイバ」「顔」「それはなんでしょう」「軍人将棋」など、いわゆるアナログゲーム的なもの。しかし単なるゲーム小説ではない。ゲーム好き達の「生活」を合わせ描き、ひたすらリアリスティックに追求していくとどうなるだろう……という代物。

こーゆー雰囲気はたまらなく好きなので、とても面白かった。ボードゲーム・TRPGなど好きな人は必読。おすすめ。でも、その辺に興味ない人だと苦痛かも……これが新聞連載小説とはなあ。万人ウケしないにも程がある(褒め言葉)。(☆☆☆☆☆)

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フジイキョウコ: 鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方 (P-Vine Books)

これはステキな本だ!
鉱物と「イシ」の楽しみ方を、学術的な固い記述ではなく、かと言って妙にふわふわしてるだけのものでもなく、純粋に語ってくださる。今すぐミネラルショーに行きたくなってしまった。

掲載されている写真もどれも美しく、小林健二氏のアトリエの様子はとても興味深い。手元に置いておきたい一冊。おすすめ。(☆☆☆☆☆)

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Ben Simmons: 東京欲望

原題は"Tokyo Desire"。東京の街々のスナップ写真集。
うーん、あまり「コレハ!」と思うような印象に残るものは無かったかな。普通。(☆☆☆)

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Beretta P‐09: 東京貧乏宇宙

東京の風呂無し安アパートに住み、さまざまな暮らしをしている若者たちを紹介する。
うーん、本のコンセプトとしては面白そうなんだけど、文章がイマイチであまり楽しく読めなかった。もっと面白い本にできると思うんだけどなあ。残念。(☆☆)

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星新一 時代小説集〈人の巻〉 (ポプラ文庫)

このシリーズは、時代小説なのだけどひたすら生々しい心情を描くというなかなか面白いシリーズ。
真面目な藩士が吉原にハマっていく「薬草の栽培法」、忠臣蔵を逆から見た「ああ吉良家の忠臣」、豊臣秀頼の人生を描いた「城の中の人」、小ずるい人間として扱った「正雪と弟子」、幕末を小栗忠順の視点で描いた「はんぱもの維新」。
江戸時代も今も、くだらないことに人は悩まされるのだなぁ……と色々思ってしまう。(☆☆☆☆)

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安原直樹: 東京タワー

東京タワーの風景を撮った写真集。夕暮れ時から夜にかけての作品が多く、どれも美しい。芝公園からの桜と、黄昏の街灯と共に撮っているのが特に良いなぁ。
ほんの一部だけ東京タワーが映っており、「あれ、どこだ?」と探す作品なども面白かった。なかなか楽しめた写真集でした。(☆☆☆☆)

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海野和男: 昆虫の撮影法 (ネイチャー・フォトグラフィック・シリーズ (1))

昆虫写真の撮り方について、それなりに固めに語ってくださる一冊。
1985年の本なので、コンデジ全盛の今となってはさすがにちょっと古いが、様々な作例を元にいろいろ語ってくださるので結構参考になった。(☆☆☆☆)

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ひろゆき: 僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)

うーん、話し言葉そのままの文体がとても読みづらく、最初の数ページで放り出してしまった。
ということで評価できず。(☆)

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椎名誠: 駱駝狩り

オーストラリアの風景をモノクロ写真で綴った一冊。
街角で笑う犬と同じシリーズ。

「恐るべき空白」で読んだけど、オーストラリア内地は気温が50℃から60℃にも達するらしい。
ただただ厳しい自然の中、とても熱いけれども、どこか静かな駱駝狩りの風景。素敵な魅力のある本でした。(☆☆☆☆)

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椎名誠: 白い手 (集英社文庫)

昔に読んだ記憶もあるけど、再読。シーナさんの小学生時代、わんぱく小僧だった頃を語った私小説。

括約筋の働きが悪い「けつめど」の松井は、白い手の下でハーモニカを吹く。コロッケ屋の神田パッチン、ソロバン塾、サルメンカンジャの古沢先生、テレビを買ったマツオ……と、昭和時代の子どもの風景が、とても生き生きと描かれている。
以前に読んだのは大学生の頃だったけど、この年で読むと、大人の目線で色々考えてしまうお話だなあ。これは名作でした。子どもができたら読ませてあげたい。(☆☆☆☆☆)

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フジイキョウコ, 写真: 大沼ショージ: 鉱物見タテ図鑑 鉱物アソビの博物学 (P-Vine Books)

これはとても良い本だったー!
鉱物図鑑は真面目な物からくだけたものまで色々あるけど、この本はとても鉱物を様々なモノに「見立て」、それがひとつひとつ、決して嫌味ではなく素敵に美しい。見ていて楽しく、鉱物の面白さもよく分かる。

樹氷森の霰石、灯台岬の紫水晶、多肉植物の輝沸石、淡氷の透石膏、流星のスコレス沸石。
どれも見ていてとても面白いし、写真もとても上手い。これは文句なしに傑作本でした。(☆☆☆☆☆)

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塚田美奈子: マダガスカル―自然と不思議が生きている島

マダガスカルに興味があり、図書館で借りてきた。旅行日記。
なんだか内容が随分とミーハーで、普通の日本人女性が普通の旅をして普通にブログ書いてみました、というだけでとてもつまらない。最初の10ページほどだけ読んでgive up。

もうちょっと、普通の人の旅行日記でも面白い書き方があると思うんだがなあ。マダガスカルの本というのはとても少ないので、残念。(☆)

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アーサー C. クラーク: 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

昔からずっと名作だと言われていたけど、ようやく読んだ。
宇宙からやってきた高度文明を持つオーヴァーロードと人類、その関わりと終末。

全編が実に静かで穏やかな雰囲気を持ちつつ終末に向かう……というのが、ネヴィル・シュート「渚にて」をちょっと彷彿とさせる。
最後はみんな一つにとか精神論的なものが多くて、なんだか一歩間違えるとオカルト物の一言で終わりそうな危険があるけど、なかなかSFとしても楽しめました。でも、あそこまで言われるほど名作かなあ。(☆☆☆☆)

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椎名誠: 街角で笑う犬

椎名誠の写真エッセイ集。この本は静かでやさしい雰囲気が素晴らしく、なかなかお気に入りになった。

背中に袋を背負ったアイザーのじっつぁま、隅田川を下りながら見るビル、波照間の大きな空と海、テトラポッドの前で泳ぎを教えるお母さん、幕張の遠浅の海、どんと焼きの朝。
どの写真もモノクロで力強く、しかしどこか寂しげ。良い写真集でした。(☆☆☆☆☆)

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山村紳一郎: 顕微鏡で見る ミクロの世界

顕微鏡の入門書。
あまり堅苦しくなく、顕微鏡の使い方、観察方法などを語ってくださる。

内容はなかなか高度なところまできちんと説明していて、それでいて小難しくなく読みやすい。
100円玉で暗視野照明とか顕微鏡レンズで写真撮影など、なかなかマニアックな小ネタも多くて楽しめる。面白い一冊でした。(☆☆☆☆)

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藤原幸一: マダガスカルがこわれる

マダガスカルの美しい写真集と、そこからのメッセージ。
ちょっと感傷的すぎるきらいがあったけど、シファカと青い空・バオバブの美しい写真は素晴らしい。(☆☆☆☆)

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今森光彦ネイチャーフォト・ギャラリー―不思議な生命に出会う旅・世界の昆虫

世界の昆虫を撮って歩いた写真集。どういうシーンで撮ったか、旅行記のようなものも付いていて、なかなか面白い。

表紙に使われている、アマゾン川のイリオネウスフクロウチョウは印象的。他にも、墓標のようなオーストラリアのシロアリの巣、インドネシアのホタルツリーなど興味深い写真ばかり。
なかなか楽しい一冊でした。(☆☆☆☆)

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小森裕介: プロになるためのWeb技術入門 ――なぜ、あなたはWebシステムを開発できないのか

タイトル通り、Webアプリ開発の入門書。Web歴史からHTTPプロトコル、CGI、サーブレットと解説。
説明は丁寧で分かりやすく、読みやすい一冊。入門書には結構良い。

ただ、ちょっとJavaに偏りすぎな感はある……Javaをある程度知ってから読まないとちょっとキツいかも。(☆☆☆☆)

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長嶋有: タンノイのエジンバラ (文春文庫)

短編作品集。
隣人の女児を突然預かる無職ひきこもり男「タンノイのエジンバラ」、父親の愛人と遺産めぐり「夜のあぐら」、姉と妻とのスペイン旅行「バルセロナの印象」、元ピアノ講師で現在パチンコ屋店員の「三十歳」。

現代の家族を巡る物語を、ひたすらに淡々と静かに描く筆致。
題名の「タンノイのエジンバラ」は正直ちょっと気持ち悪かったけど、まぁ普通に面白かった。(☆☆☆)

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べつやくれい: ばかスイーツ

デイリーポータルZの記事から、甘い物を色々作ったのを集めたもの。
冒頭の100%チョコレートパフェから最後のホットケーキ食べ歩きまで、甘い物づくし。しかしどこか変な所が面白い。
サラリと読めて楽しい一冊でした。でも、もう1パンチ欲しいかな。(☆☆☆☆)

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