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水木しげる: のんのんばあとオレ (ちくま文庫)

「オレ」こと主人公・水木しげるの子ども時代の思い出話。
タイトルののんのんばあとは、近所に住んでいた「拝み手」のおばあさんのこと。

のんのんばあを中心とした話というわけではなく、どちらかというとガキ大将との関わりなど当時の子ども風景が強い。戦前の少年というのはこういう感じだったのかー。やはり本質的なところは、今とまったく変わらないなあ。
ただ、友達の死がすごく身近にあったり、のんのんばあの死もとてもあっさりと描かれているのは何か当時の寂しさ・もののあわれ的なものを感じてしまった。作者としては単に幼少時代を語っているだけなんだろうけど、若い(?)世代はそこに色々と深いものを見てしまう。

この、のんのんばあがいなければ水木しげるも妖怪に興味を持たず、そしてゲゲゲの鬼太郎も描かれなかったのかなあ……と思うと、人の縁の不思議さというものが感じられるなぁ。(☆☆☆☆)

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