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2012年2月

ゾルゲ市蔵: 8bit年代記

このマンガは、雑誌「ゲームサイド」に連載されていた頃からずっと気になっていた。
飛び飛びに読んでいたのでまとめて読みたいなあと思っていたら、なんと単行本化していたことを知って早速購入。やたらと注釈文章の多いマニアックなマンガなのだけど、夢中になってあっという間に読んでしまった。傑作。

1970-1980年頃のコンピュータゲームがテーマ。当時の少年達がいかにゲームに夢中になり、いかにゲームに熱狂し、そしていかにおバカなことをやっていたか、を作者の経験交えてとても生々しく語ってくださる。
シャープ MZ-700のマッピーはプレイ画面が「キンコ」だとか、駄菓子屋にどのようにアーケードゲームが展開されていたかなど大変興味深い資料であり、かつ、当時の出来事はどれもがとんでもなく面白いエンターテイメント。

中でも傑作は、第2話「We are the GALAXIANS」だろう。当時のゲームが持っていた魅力と、そしてそこに秘められたどこか危うい「哀しさ」までも見事に描ききった作品。これは「ゲーム文化」としてまとめて後世に残したい。
ゲーマーを名乗るならば必読と言える一冊だった。おすすめ。(☆☆☆☆☆)

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ハッピーカメラ読本―トイカメラから一眼レフまで、遊べる個性派カメラのすべて

トイカメラやコンパクトカメラから一眼レフカメラまで、様々なカメラを見開き2ページで紹介。
ほぼ全てフィルムカメラだけど、一部デジタルも混じってたり。

パラパラとめくると色んなカメラが見られて楽しいけど、一つ一つのカメラへの説明がちょっとあっさりしすぎかな。いささか物足りなさが残る感じでした。(☆☆☆)

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清谷信一: ル・オタク フランスおたく物語

タイトル通り、フランスでの日本製テレビアニメやマンガについて、オタク事情を語って下さる本。
フランスのテレビ局が日本アニメをどのように扱ってきたか……など初めて知ることばかりでそれなりに興味深かったのだが、筆者のいちいちイヤミな文章の書き方には辟易。途中でイヤになって、投げ出してしまった。

せっかく他には無いいいテーマの本なんだから、素直に書いてくれればいいのになあ。色々と残念な本でした。あまりおすすめできない。(☆☆)

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水木しげる: 屁のような人生 ――水木しげる生誕八十八年記念出版――

水木しげるの、88歳お祝い本(?)。
産まれてからこれまでの半生記と、代表作。そして水木しげるを取り巻く人たちからのメッセージ、という感じ。

ゴッタ煮感の強い本だけど、とても面白かった。装丁・デザインは京極夏彦、という徹底っぷり。
作品では「河童の三平 幽霊の手」が良かった。水木しげる、こんな可愛い女の子も描くんだなあ。自らの青年期を描いた「落第王」も良かった。ファンでもそうでない人にもおすすめ。(☆☆☆☆)

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ブライアン・ヘイズ: ベッドルームで群論を――数学的思考の愉しみ方

タイトルから「オトナの数学話」的なものを期待するかもしれないが、それは全く違う。
これは、ベッドのマットレスをどうやってひっくり返すのが効率的か、というクライン群の問題なのだ。

本書は、身の回りの事例を挙げて数学史的な観点からその課題へとじっくり迫る。と書くとよくあるサイエンス読み物という感じなのだが、この本はそこらの科学エッセイとは一線を画す面白さだった。
今まで、戦争のマグニチュードとか、その発生はランダム分布しているのか? なんて考えたことも無かった。テーマの取り上げ方が実に上手いし、語り口も平易でしかし奥が深い。

特に気に入ったのは、一般化しすぎる数学者の「まん丸な牛があるとしよう」のセリフ。これには大笑い。
「遺伝暗号をひねり出す」の章では、過去の科学者がDNAの暗号をどう解こうとしたのかが紹介されていて興味深かった。まさか、コドンが指示するタンパク質にはあんなにムダがあるとは思いもしなかったのかぁ。
「第三の基数」も面白かった。確かに2進数よりも3進数の方が効率が良い。もし今のコンピュータが3進数で作られていたら、どんな世界になっていたんだろうなぁ。

いやー、大変面白い本でしたわー。文句なしにおすすめの一冊。(☆☆☆☆☆)

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東村アキコ: 海月姫(4) (講談社コミックキス)

クラゲドレス作りに本格的に取りかかる月海と蔵之介は、千絵子(とそのミシン)に助けを求める。
一方、男だとバレそうになった蔵之介だが、「ベルばらのオスカル」の一言であっさり解決。という巻。

今回も小ネタが面白い。白い布に興奮して転がるまやや殿と、ばんばさんの「池谷ッ」がツボ。面白かったー。(☆☆☆☆☆)


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東村アキコ: 海月姫(3) (講談社コミックスキス)

尼〜ずの第3巻。
月海達は、みずから天水館のオーナーとなるため金策に走り、フリーマーケットでクラゲの手作りぬいぐるみを売る。そして蔵之助と共に、クラゲドレスを作る計画を……の巻。

相変わらず女子達の行動が面白く、まやや殿が描くポップ「漢王朝の復興を願って……」には爆笑。ハナガサクラゲは本当にキレイだねぇ、私も昔、水族館で見ました。いやはや面白いマンガだ。(☆☆☆☆☆)

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たかぎなおこ: はじめてだったころ

はじめてのマクドナルド、はじめての焼き肉バイト、はじめてのマンガ投稿などの体験談を語ってくださるイラストエッセイ。
ほのぼのとした思い出話、という感じでサクっと読めてなかなか楽しかった。しかし回転寿司で食べ過ぎて吐いてしまい、しかもそのすぐ後にまた食べる、ってのには苦笑。(☆☆☆☆)

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斉藤実: 太平洋漂流実験50日

海での遭難の際、飲料は真水だけを飲むよりも、「海水1:真水2の割合で混合したものが最適」。という自説の検証のために、自作ヨット「ヘノカッパII世号」でサイパンから漂流実験を行ったというノンフィクション。

水の喪失などトラブルはあったものの、シイラを釣ったり漂流は比較的順調に進んでいたが、その後にヨットは中心気圧900ミリバールを下回る凄まじい台風20号に直撃される。
ヨットは転覆し飲料食料も取り出せなくなったが、それでもなんとか生き延び救助された、というスゴい冒険記。

また筆者は海での遭難者が一人でも減らせるようにという点も重視しており、漁業中に事故にあい亡くなった船員とその家族の話や、今ある緊急ゴムボートの改良すべき点などへの率直な感想も興味深い。
これだけの体験をしながら、最後には次の漂流計画(第5次)を熱く語るエネルギーはいったいどこから来るのだろう。残念ながら肝臓を痛めたため第5次漂流実験はされなかったらしいのだが、いやはやすさまじい冒険記でした。面白かった。(☆☆☆☆)

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東村アキコ: 海月姫 (講談社コミックスキス)

前からちょっと気になっていたので、友人より借りてきて読んだ1,2巻。いやー、これはムチャクチャ面白い!

オタク女子たち「尼〜ず」が住む館・天水館。三国志オタクや鉄道オタクに囲まれながら生活している主人公のクラゲオタク・空見は、ある日、もっとも苦手とするおしゃれ女子に助けられて彼女を一晩部屋に泊めてあげると……という下町ストーリー的な面白さ。
特に面白いのが登場するオタク女子たちの行動で、「三国志で言えば呉の周瑜……」と例えるまやや殿、ひたすらマイペースのばんばさんなど実にコミカル、だけどリアル。

2巻での、尼〜ず全員ビフォーアフターも面白かったー。これはどんどん次が読みたくなった。傑作だ。(☆☆☆☆☆)

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山本七平: 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

小松真一「虜人日記」を元に、敗戦の要因を鋭く語る。

恥ずかしながらバシー海峡のことなど全く知らなかったため興味深い本だったが、筆者の妙に煽るような書き方に閉口してしまい、途中で投げ出してしまった。
しばらく読んでいるうちに引用部だけを読むようになってしまい、これなら最初から「虜人日記」だけ読めばいいよなぁ……と読むのをやめてしまいましたとさ(☆☆)

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山内直実, 氷室冴子(原作) : ざ・ちぇんじ! (白泉社文庫)

以前に読んだ「とりかへばや物語」が大変に面白かったので、そのマンガ版の作品も読んでみた。
著者のこのコンビは、「なんて素敵にジャパネスク」と同じ方ですね。

マンガでは原作から結構なアレンジが加えられており、特に後半は基本的な流れを抑えつつも全く違うストーリーとなっている。
しかしその流れが、これはこれで説得力のある「もう一つのとりかへばや物語」という感じで素直に面白かった。最後の女君と男君の入れ替わりで髪の長さの問題が、原作でも結構難関だったのだが、そこをちょっとした工夫で乗り越えているのが楽しい。

ただ、私が原作で心に残ったシーンがいくつかカットされてしまっていたのが残念だった。
ひとつは、四の君が妊娠したと知った女君が、もちろん自分が妊娠させることはできないので仕方ないことよ……と一種あきらめの感情を持つとともに、しかし自分が女の身でありながらも夫の立場として相手の男(宰相の中将だけど)に嫉妬心を持つ、というシーン。マンガではこの辺はかなりコミカルに描かれていた。
また、男君が入れ替わりのために髪を落として男姿になった途端、今までのなよなよとした姿からなんと素晴らしきお姿よ……となるのだが、マンガ版では最初から女の子の格好はイヤだー、という設定なのでこの辺がサラっと描かれるのにとどまっている。
そして一番大事な、女君が宰相の中将に自分が男装の女だとバレて、ヤっちゃって、子どもできちゃうという一連の流れがカットされちゃったのは残念。なので、最後に自分の子どもと顔を合わせつつも表だって言うことができない……という悲しげな余韻が無くなっている。

まぁ、でもコミカル仕立てなマンガ版も、もちろん面白かった。
原作では女の身として自由に行動できない辛さ・悔しさというのも結構描かれていたけど、その辺をそっくり省いたことで一つの作品として良い出来でした。おすすめ。(☆☆☆☆☆)

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森山大道: 昼の学校 夜の学校

講義録ということで、写真学校での学生との質疑応答をまとめた一冊。

スリのようにスナップする、新宿の混沌さに惹かれる、まずは量を取る、テストプリントなどせずにいきなり焼く、など氏の考えが率直に出ていてなかなか面白い。
ちなみに、写真は一枚も載っていないので、写真集と思って間違えて買わないように。(☆☆☆☆)

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堀江貴文: 君がオヤジになる前に

福本伸行氏による表紙イラストが目立つ、ホリエモンの本。
何かと悩みをかかえている20-30代の人びとについてモデルケースを取り上げ、思いつくままアドバイスをするという感じ。

氏の考え方は理解できたし刺激にもなったけど、様々な点で共感はできなかったなぁ。しかし、思考停止した人間こそが、そこでつまらない人間「オヤジ」になる、という点については同感。(☆☆☆)

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坂本光司: 日本でいちばん大切にしたい会社

会社経営の第一は利益を上げることでもなければ株主を満足させることでもなく、社員とその家族を幸せにすることだ……と主張する著者による、会社紹介本。
日本理化学工業、伊那食品工業、中村ブレイス、柳月、杉山フルーツの5つが紹介されている。

確かにどの会社も「人を幸せにする」という確実な経営理念を持って行動していることは嬉しく思ったし、素敵だなと思った。しかし、この本での取り上げ方があまりに美談チックで、頻繁に出てくる「泣き出してしまいました」がなんだか気持ち悪い。
もちろん良い会社であることは確かなのだろうけど、まるで18,19世紀頃のユートピア小説のような不気味さを感じてしまったのも事実。もっと素直に、ドキュメンタリー的に書いてくれた方が良かったな。(☆☆☆)

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とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

この「とりかへばや物語」、以前に講談社学術文庫の原文+現代語訳で少し読んだことはあるのだが、途中で挫折してしまった。
ということで、ダイジェスト版のこちらを読んでみた。

物語は平安時代、「権大納言」の子ども2人、男の子(若君)と女の子(姫君)のお話。二人ともとても美しく、人を惹きつける魅力があったのだが、問題はその性格。
若君は男の子なのにとても人見知りで、御頂台の中に籠もっては雛遊びなどばかりしている。一方、姫君はとてもおてんばな性格で、外で鞠や小弓で遊び、大人達がたくさんいる客間に乱入しては詩を吟じたり笛を吹いたりする。
二人の性格を「とりかへばや(取り替えたい)」……という父親の思いがタイトル。結局2人は性別を偽り、若君は女として、姫君は男として宮中に仕えることとなり、そこから様々な事件が起きていく……。

いやー、これは面白かった! 12世紀に書かれたとはとても思えないような現代的テーマと、登場人物達の心の動き・悩みの描き方が本当に素晴らしい。また、冒頭に若君が、人見知りで恥ずかしくて几帳に絡まるように身を隠すのを、
「さらぬ女房などの御前へも参れば、御几帳にまつはれて、恥づかしいみじとのみ思したる」
とは、なんという生き生きとした描写だろう。もはや、21世紀の秋葉原に萌え本として並んでいても良いレベル。
2012年にもなった現在でも、そっくりそのまま掲載されて大人気になってもおかしくないな。傑作でしたわあ。(☆☆☆☆☆)

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椎名誠: 風まかせ写真館

アサヒカメラに連載されていた写真旅行記をまとめたもの。前作「旅の紙芝居」よりも後、1997年から2001年までのぶん。
やはり椎名さんの文章はとても温かく、読んでいてとてもじんわりした気分になってしまう。写真も何気ない1シーンを柔らかく切り取っていて、実に素敵な写真集だ。
私もあちこち旅してこんな本を作ってみたいなぁ。(☆☆☆☆)

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茂木健一郎の科学の興奮

茂木健一郎が、「科学する現場」を訪問して科学の最先端を色々とつまみ食いしてくれる本。

一つの一つのお話は適度な長さで、内容も非常によく噛み砕かれていて分かりやすい。サラリと読めてとても面白かった。海底を掘る「ちきゅう」、最強の生き物クマムシ、カッコウの生態など興味深い。
こういう本、もっといっぱい出ないかな。(☆☆☆☆)

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坂本武信: 63歳・東京外語大3年 老学生の日記

58歳で心筋梗塞により入院し会社を辞めた後、「ヒマツブシ」にポーランド語を学ぶために東京外国語大学へと入学した筆者のエッセイ。
語り口が軽快で面白く、結構楽しめた。サマースクールでの語学留学など、なかなか興味深いお話も多い。

しかし後半になると、いかにもな「最近の若者は」が始まってちょっと辟易。ま、そこそこ面白かった。(☆☆☆☆)

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荒木経惟: 幸福写真

アラーキーの写真集。文章やや多め。
「幸福」をテーマに撮ったとのことだけど、なんだかぼんやりとしていてこの本はイマイチだったかなぁ。印象に残る写真はありませんでした……(☆☆☆)


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ヤマザキマリ: テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)

新刊が出たので友人から借りてきた(買わないのか)。今回はスポットではなく、田舎の温泉街から帰れなくなりしばらくそこで過ごすことに。
ローマおたくのさつき(小学生時代)が、エプロンに「SPQR セナートゥス ポプルスクェ ロマヌス です」とあっさり答えるシーンが秀逸。

しかし、もともと1巻だけで十分だと思っていたのでここまで引き延ばしてしまうと、ちゃんと最後までまとまるだろうか……とハラハラ。でもまぁ、面白かったよ。(☆☆☆☆)


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一条ゆかり: 有閑倶楽部 11 有閑伝説 (集英社文庫)

文庫版は10で終わりかと思っていたら、あとでもう1冊、この11巻が出たらしい。
ということで慌てて購入。

収録話が足りないのか、オマケ的な要素や内輪受けのようなお話も結構多い。
いわゆる「ファンなら買い」かな。私は期待していたほどには面白くありませんでした……フツー。(☆☆☆)


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Beretta P-11: SMILE―フォトグラファーが大事にしている194のことば

写真1枚と、そこに一つ言葉を添えて……という感じ。
なんだか写真がただのイメージ画像という作りで、ちょっと自己啓発本みたいな雰囲気。あんまり楽しめなかった。(☆☆)

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筒井康隆: パプリカ (中公文庫)

な、なんという小説だ、これは……!
単純に「SF小説」とは、とても言ってしまえない冒険活劇。

精神医学研究所で働く、天才科学者かつサイコセラピストかつ美女という主人公「パプリカ」と、その同僚・時田が発明したサイコセラピー機器「DCミニ」を巡る物語なのだが、ここには当然のことながら人の"無意識"と"夢"が密接に絡んでくる。
この夢の描写が素晴らしく緻密で大胆で、筒井康隆はヘタな精神科の医者よりよっぽど技術的に優れているんじゃないだろうかと思わせる一品。落ち込んでいる時など、心が弱い時にこれを読むと確実に「持って行かれ」てしまいそうな雰囲気。

ストーリー自体も面白く、コレクターやリフレクターなどSF要素もきっちり描かれている。後半、ややハチャメチャすぎの感もあるが、あっという間に読んでしまった。
寝る前に読むと興奮しすぎて眠れないので、昼間に読むのがおすすめ。小説好きなら絶対に読むべき。やはり筒井先生は偉大だった。(☆☆☆☆☆)

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板倉聖宣: 磁石の魅力―いたずら博士の科学教室

これは懐かしいなぁ。小学校の図書室にあったのを当時読んで、とてもワクワクしたことを覚えている。
30過ぎたおっさんになってふとした拍子に再会し、また読んでみた。

タイトル通り、磁石についてその性質や歴史、面白い実験などを板倉先生のいつもの雰囲気で説明してくれる。方位磁石の発明と中国の「指南車」のくだりや、江戸時代の絵ものがたり「磁石頓智才兵衛」など、思わずへぇ〜と呟いてしまう興味深いエピソードが満載。第二部の天然磁石を掘りに行く話も面白い。
大人でも子どもでも、とっても楽しめる一冊。おすすめ(☆☆☆☆☆)。

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サトウサンペイ: 人生いつも初体験

子どもの頃、我が家は朝日新聞を取っていたので、「フジ三太郎」を読むのがとても楽しみだった。今思うと子どもには分かりにくいネタもあったと思うのだが、どうしてあんなに面白かったのだろう?
というわけで、そのサトウサンペイ氏のエッセイ集。

タイトル通りに身の回りのことにチャレンジしてみるお話もあるが、思いつくまま昔話という章もある。「食べ物さん、ありがとう」の川島先生との出会いの思い出もあり、氏のファンとしては嬉しい限り。
サラリと読めて何かが残る、なかなか素敵な本でした。(☆☆☆☆)

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