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2011年4月

石井孝親: 光を生かす花の撮影術—光の使い方で花写真はこんなにきれい (日本カメラMOOK)

タイトルの通り、花を美しく撮るためのハウツー本。
この手の本はやたらと内容が薄い適当なものが粗製濫造されていて、「なんじゃこりゃ!」と思うことが多いのだが、これはなかなか面白かった。
一つ一つのテーマについてきちんと書かれており、非常に参考になる。Photoshopの使い方も必要最低限にして的確で、ここだけ切り取っておきたくなった。

著者はライターとしてはちょっと素人っぽい感じで、その練れていない文章が逆に心地よい。なかなかおすすめ。(☆☆☆☆)

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コンラート・ローレンツ: ソロモンの指環—動物行動学入門

今さら私が語るまでも無いが、動物行動学の古典的名著。

がっちりした教科書ではなく、著者の体験を元に観察結果を記しているのでちょっとエッセイっぽい。対象はアクアリウムなど魚類からコクマルガラスなどの鳥類、そしてハムスターやチンパンジーなど実に幅広い。
「ドリトル先生」シリーズが好きだった人、動物好きな人におすすめ。(☆☆☆☆)

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すぐに役立つ被写体別画面構成 (玄光社MOOK)

タイトル通り、被写体別に構図を解説してくださるハウツー本。

なるほどーと納得する写真もあるが、「え、これが良い例?」とちょっと首をかしげるようなものも多かったような……。
あんまり参考にならなかったなぁ。(☆☆☆)

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新世代写真術 - 世界を拓くフォトグラファー

色んな人の写真論、ゴッタ煮という感じ。写真を撮るということに行動を考える写真論なので、技術的なことはほとんど書かれていないのに注意。
まぁこういうカオスな感じの本も結構好きなんだが、本当にただひたすらみんなが思うところ好き勝手に書きっぱなしという感じで、ちぐはぐな一冊となっている感は否めない。

巻末の参考図書一覧は役に立った。最後の「とりあえず荒木を忘れろ」はちょっと納得。(☆☆☆)

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マーチン・ガードナー: 奇妙な論理—だまされやすさの研究 (現代教養文庫)

今は亡き社会思想社の本。
いわゆる「ニセ科学」とか「疑似科学」と言われるトンデモ説を紹介して、問題点を語ってくださる。

平たい地球説、相対性理論の否定、オルゴン理論、反進化論など、まぁよくあるニセ科学について丁寧に問題点を述べているのだが、単にそれら怪しい説の羅列だけという感じで読み物としてはとても退屈だった。
元版は1952年なのに内容に全く古さが感じられないなど確かに名著ではあるのだが、面白く読める一冊と思っていたのでちょっと期待はずれだった。(☆☆☆)

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森見登美彦: 四畳半神話大系

「夜は短し歩けよ乙女」が面白かったので、こちらは友人から借りてきた。
内容は「夜は短し」と似た感じで、登場人物なども微妙にリンクしている。ダメ ダメな大学生がダメ ダメな生活を送るさまを、素敵に描いてくださる。

第1章読み始めはちょっとつまらないなぁと思ったけど、読み進めるうちにどんどん引きこまれた。特に第4章の完成度は良い。ちなみに「図書館警察」はスティーブン・キングのあれのパロディですね。(☆☆☆☆)

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