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星新一: 星新一時代小説集〈天の巻〉 (ポプラ文庫)

ショートショートで有名な星新一の時代小説。と言っても、あまり普通の時代小説っぽくない。藩政に携わる皆が、戦々恐々としながら「お家のため」に東奔西走していたさまを描いてくださる。
ともかく目立たぬように幕府に目をつけられないように、を全てとする様が実に興味深く、またそこで立ち回る人々が実に生々しい。面白い本だったわー。

しかしこの壮大な空虚感は、今の日本企業と全く同じだよなぁ。特に「紙の城」を読むと、今の日本のハンコ文化や書類文化と何も差がない。
21世紀にもなって、未だに日本は江戸時代のやり方から変わっていないんだなぁ……と思うとちょっとガッカリしてしまった。(☆☆☆☆☆)

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