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2010年11月

白籏史朗: 山岳写真入門 (山渓新書)

山岳写真家として有名な著者による入門書。
ハウツー的なことから心構えまで幅広いのだが、かなり古い本なので、今となっては通用しない部分も多い(既に製造中止となったフィルムなど)。

でもまぁ昔の写真家の苦労という点からも興味深く読めた。ちょっと辛口というか辛らつな記述はご愛嬌。(☆☆☆)

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マンボウ人間博物館

テオフラストスの「人さまざま」から引用し、様々な性格を語ってくださるエッセイ。
軽妙かつ造詣深い記述が楽しい。(☆☆☆)

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野田知佑: のんびり行こうぜ―こぎおろしエッセイ (新潮文庫)

カヌーイストで有名な野田氏によるエッセイ。
日々の生活を淡々と、しかしユーモアたっぷりに語ってくださる。

川に入っては魚を捕まえ、カヌーを漕ぎ、自然の中で生きる姿が素晴らしい。大変面白い本でした、私もこんな暮らしがしてみたいなぁ。(☆☆☆☆☆)

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板倉聖宣: 光と虫めがね (授業書研究双書1)

仮説実験授業「光と虫めがね」について、その授業書と授業記録などをまとめたもの。
普通の書店には売っていないので、仮説社から直接買うのが良いです。(仮説社:ひ)光と虫めがね(00084)

この授業書を読むのは初めてだったので、とても面白かった~。今まで読んだどんな光学の本よりも面白く、そしてためになる。カメラに興味がある人、科学教育に興味がある人、虫めがねのちょっと面白い話を聞きたい人、あらゆる人にオススメ。(☆☆☆☆☆)

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星新一: 星新一時代小説集〈天の巻〉 (ポプラ文庫)

ショートショートで有名な星新一の時代小説。と言っても、あまり普通の時代小説っぽくない。藩政に携わる皆が、戦々恐々としながら「お家のため」に東奔西走していたさまを描いてくださる。
ともかく目立たぬように幕府に目をつけられないように、を全てとする様が実に興味深く、またそこで立ち回る人々が実に生々しい。面白い本だったわー。

しかしこの壮大な空虚感は、今の日本企業と全く同じだよなぁ。特に「紙の城」を読むと、今の日本のハンコ文化や書類文化と何も差がない。
21世紀にもなって、未だに日本は江戸時代のやり方から変わっていないんだなぁ……と思うとちょっとガッカリしてしまった。(☆☆☆☆☆)

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椎名誠: 笑う風 ねむい雲

椎名誠の写真旅日記。静かな語りとモノクロ写真の組み合わせが、しみじみと面白い。
野付半島の「きらく」の話は興味深い、私も行ってみたいなぁ。(☆☆☆☆)

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秋月瑞彦: 鉱物学概論―形態と組織

図書館でちょっと借りてみた。
「はじめに」が「戦争が終わり、国内の荒れ果てた多くの鉱山は再び活気をとりもどした」と始まるのでびっくりして奥付を見たら、1998年初版なのだが……出版社を変えた再版なのだろうか?

内容は鉱物学の実践的な本で、各論として色々な鉱物の形態を細かく説明してくれている。これほど鉱物ひとつひとつについて細かく構造論を語ってくれている日本語の教科書は始めて見た。
一方、逆格子について1ページもかけずにサラリと語るだけ、というのには固体物理系出身の私にはちとカルチャーショックだった。まさしく固体物理学ではなく鉱物学についての本。(☆☆☆☆)

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中井精也: Rail healing1日1鉄!

著者は鉄道写真で有名な方。というわけで図書館で借りてきた。

ステキな写真が多く、本も分厚すぎず大きすぎず読みやすい。なかなか良かった。フラッシュ+流し撮りで花を浮き上がらせながら撮る鉄道写真が面白い、今度私もやってみよう。
あと、大銀杏のある小湊鐵道上総久保駅、ここにも行ってみたくなった。(☆☆☆☆)


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東海林さだお: ショージ君の養生訓 (文春文庫)

過去のエッセイから、健康に関わるものを集めた作品集。なので書き下ろし新作は無い、注意。
前に読んだことのあるものも多かった。フツー。(☆☆☆)

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近山晶: 鉱物・宝石の不思議 (図解雑学)

鉱物学の入門書として期待して図書館で借りてみたのだが、いまいちだった。

著者は鉱物学や地球科学ではなく宝石畑の人なので、そちらからの記述が多い。トルマリンの説明で「マイナスイオン」と書いてあるのを見た瞬間、読む価値ナシと判断して返してきた。
前半の鉱物の説明はそれなりにまともだったし、写真も豊富でまぁまぁ良い本ではあったのだが。残念。(☆☆☆)

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