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レイモンド・マンゴー: 就職しないで生きるには

まず最初に言っておくと、この本は、タイトルから想像されるような内容ではない。

これは、働かずにニートで生きていこうというタイプの本でも無ければ、事業を興して経営者となるためのビジネス本でもなく、強いて言えば「ヒッピー生活一代記」という感じ。
そもそも原題も "COSMIC PROFIT - How to make money without doing time" なので、かなりこの邦訳はズレている気が……。

作者レイモンド・マンゴーの半生を綴った体験記なのだが、結構古い本なので描かれている時代は1960-70年代。なので当時のヒッピー文化とカウンターカルチャーの元で、会社に就職するということをせずにコミュニティで暮らし、アメリカ各地を転々とした生活を淡々と描いた本。
そんなわけで、このタイトルに期待して2010年の今の日本で生きるヒントを求めても、ほぼ100%役に立たない。単純に精神論的な本として読むのが妥当であろう。

感想としては、当時のヒッピー文化は前から知りたいと思っていたので内容には興味を惹かれたのだが、文章がひどく読みにくく面白いとはとても言えない代物だった。
翻訳物のこういうスタイルに慣れていない人にはつらいかも。慣れているはずの私ですら途中で投げ出したくなりました。(☆☆)

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