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2010年3月

ヘイエルダール: コン・ティキ号探検記 (筑摩叢書 144)

とても有名な探検記なのだけど、今さら読んだ。ページ数的には大したことないけど、2段組のびっしりとした本なので読み終わるまでには結構時間がかかった。
ポリネシア人のルーツを南アメリカに求め、実際にバルサの筏でペルーから西へと航海した著者のお話。

既にこのヘイエルダールの説はDNAを追った研究で否定されているらしいんだけど、「でもやっぱりポリネシア人の源流は、南アメリカからガラパゴス諸島やイースター島を手がかりに西に渡ったのでは……」と思ってしまう。人類学って面白いなぁ。(☆☆☆☆)

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福満しげゆき: 僕の小規模な失敗

マンガ家志望のダ メダ メな青年の生活と、そこに潜む希望と絶望を実に生々しく描き出す。同級生を見ての不安と焦りが実にリアルでたまらん。
私がここ3,4年に読んだマンガの中でも、一番面白かったと言っても過言ではないドキドキ作品であった。皆も今すぐ買え。ベタ褒め。しかしこの作者は偉いね、きちんとマンガ描きまくってるし……マンガ家志望と言いつつ描かない人のどれほど多いことよ。

ちなみに私の場合、続編の「僕の小規模な生活」を先に読んでいたのだが、それよりもこちらの方がグサグサ度が圧倒的に高くて面白い。人生に不安と焦りを感じている青年男子に特にオススメ。(☆☆☆☆☆)

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まほろ駅前多田便利軒

便利屋の凸凹コンビが繰り広げる、ちょっと笑えてハートフルなお話。
知ってる人が読めばすぐ分かるけど、まほろ駅とは町田駅のことですな。ハコキューは小田急。

軽くさらりと読めるけど、これが直木賞というのはどうかなあ? そんなに深く感じ入るようなお話では無かった。(☆☆☆)

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椎名誠: 冒険にでよう (岩波ジュニア新書)

今までの氏の旅行記を振り返ってコンパクトにまとめた、という感じ。
ジュニア新書だけど、特に若い人向けという感じはあまり無い。旅好きな方なら椎名誠入門としてぜひ。(☆☆☆☆)

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荻原浩: ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)

フィリップ・マーロウに憧れて探偵事務所を開いた主人公と、その助手の婆さんのドタバタ劇(?)。

ペット探しの依頼から犬殺人事件へと繋がっていくのだが、他の荻原浩作品に比べると、文章の練りが甘く読むのがつらい箇所が多々。ちょっと期待外れだった。
しかしまあ、ラストの後日談的まとめはやはりウマいね。ベタベタな展開ながらもホロリとさせられる。

ところでバーテンの「J」は、もしや「1973年のピンボール」に出てくるジェイズ・バーが元ネタでは……。偶然かのぅ。(☆☆☆)

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本間直子: かわいい写真を撮る方法。

題名の通り、料理やペット、小物などの写真を撮るTIPSをまとめた感じ。
お手本の例の中には、「これ、そんなに良い写真かなあ……」と思う物がチラホラ見えたものの、まぁパラパラと読んで楽しめる。お菓子の撮り方は参考になったかな。(☆☆☆)

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