« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月

岩井保: 旬の魚はなぜうまい (岩波新書)

魚について、食べるという視点から生物学にいろいろと語ってくださる。
タイトルは最近流行りの売らんかな的付け方なので、微妙に内容とズレている気もするが、しかしまぁさらりと読めて楽しかったかな。ウナギやサケの生態、白魚あたりが興味深い。(☆☆☆)

| | コメント (0)

つげ義春: つげ義春コレクション 紅い花/やなぎ屋主人 (ちくま文庫)

「オンドル小屋」「枯野の宿」など、旅モノを集めた作品集。
鯉を盗む「ほんやら洞のべんさん」が良かったなぁ。雪の中、祭りうたを歌うシーンが秀逸。「会津の釣り宿」などユーモア溢れる作品も見どころ。面白かった。(☆☆☆☆)

| | コメント (0)

椎名誠: にっぽん・海風魚旅2 くじら雲追跡編 (講談社文庫)

海を見に行く写真紀行文。日本全国、北から南まで。
新鮮なサバが美味しそう。あと、岩手の船上神輿と巫女さんの写真が良い。面白かった、私も旅したいなぁ。(☆☆☆☆)

| | コメント (0)

石黒マリーローズ: 聖書でわかる英語表現 (岩波新書)

聖書にちなむフレーズを英語のニュースソースから取り上げて、色々と語ってくださる。
気軽に読むにはいいけど、ちょっと説明が簡単すぎかな。一つ一つのエピソードをもうちょっと深く掘り下げて書いてくれた方がいい気がする。(☆☆☆)

| | コメント (0)

瀬山士郎: トポロジー:柔らかい幾何学

トポロジーの入門書には何冊か当たってみたが、これが最良の気がする。
ただ、一般向けではなく、大学の理工系学部向けかな。単にお話として読みたい方には全く向かないが、トポロジーという数学をきちんと学びたくまずは入門書……という用途には、非常に丁寧で分かりやすくおすすめ。(☆☆☆)

| | コメント (0)

野口廣: トポロジーの世界 (ちくま学芸文庫)

トポロジーの入門書が読みたくて、図書館で借りてきた。
あまり数式には深く突っ込まず、かと言って単なるお話に終わらずにきちんと数学的に書かれており安心できる。

後半は思考や脳の話まで飛び、正しく「分かりやすく面白い」という良書。(☆☆☆)

| | コメント (0)

G.K.フランシス: トポロジーの絵本 新装版 (シュプリンガー数学リーディングス)

興味があったので借りてきた。

絵本というからにはパラリパラリと簡単な読み物を想像していたのだが、中身は数学者が綺麗にトポロジー的な図を描くには……という感じなので難易度はかなりハイレベル。
さすがはシュプリンガーの本だ。私にはちと無理でした。(☆☆)

| | コメント (0)

沢野ひとし: 黄色い信号機 (角川文庫)

イラストレーター・沢野ひとし氏のエッセイ集。
淡々と語られる日々の生活が味わい深い。息子の成長を見守る微妙な親心も素敵。椎名誠氏のエッセイによく登場する沢野氏とはまた違った一面が楽しめる作品でなかなか。(☆☆☆☆)

| | コメント (0)

開高健: パニック・裸の王様

120年に一度実を結ぶササの実による、ネズミ大発生の様子を描いた「パニック」、お菓子メーカの壮絶な競争「巨人と玩具」、絵画教室で大人たちに押しつぶされそうになる一人の子どもを見守る「裸の王様」、そして秦の始皇帝による過酷な統治を描いた「流亡記」の4つが収録。

開高健ははじめて読んだのだけど、「裸の王様」の主人公の子どもへの熱い思いには感動。そして次に読んだ「流亡記」の圧倒的なまでの破壊力にすっかり参ってしまった。
いっぺんにファンになってしまった、他の作品も読もう。(☆☆☆☆☆)

| | コメント (0)

富野由悠季: 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

かなり前に買っていたのを今さら読んだ。逆襲のシャアの後の時代、ブライト・ノアの息子ハサウェイを描いた小説。

富野小説はどれもイマイチだと思っていたんだけど、これはなかなか面白かった。やっぱり富野は、ワガママ小悪魔な少女を書かせると天下一品だな。
しかし、まさかハサウェイの最期がああだったとは。逆襲のシャアまでで知識が止まっていたのでビックリした。

「聖人であっても、ふつうの人びとがつくった組織に参画するかぎり、組織内で自然発生する個々人の生み出す齟齬などは、とうてい変革できないと思えるのだ。」(☆☆☆)

| | コメント (0)

サイエンスペディアの会: いまさら人に聞けない「理科」の疑問 (PHP文庫)

図書館で目に付いたので借りてみた。Q&A型で理科の疑問に答える雑学本。
解答の文があまりにはしょりすぎで、不満に思うことしきり。あまり面白くなかった。(☆☆)

| | コメント (0)

白井弓子: 天顕祭

近未来SF伝記物マンガ(?)。遠くない未来の日本、核で汚染された大地と微妙に変質した神道を舞台にしたもの。
コミティアで売っていた同人誌が元らしい、言われてみればなるほどそんな感じ。設定はこういう感じのSFではある意味ありきたりなのだけど、それでもなかなか面白かった。(☆☆☆☆)

| | コメント (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »