林望: イギリスはおいしい
主にイギリスの食生活についてユーモラスに語ってくださるエッセイ。
スティーヴンとの貧乏鉄道旅行には抱腹絶倒。とても面白かった。
あと、クリスマスツリーは祭りの神が依りつく「依り代としての樹木」とみなされたから日本に簡単に受け入れられた……というくだりには納得させられた。なるほどねー。(☆☆☆☆)
主にイギリスの食生活についてユーモラスに語ってくださるエッセイ。
スティーヴンとの貧乏鉄道旅行には抱腹絶倒。とても面白かった。
あと、クリスマスツリーは祭りの神が依りつく「依り代としての樹木」とみなされたから日本に簡単に受け入れられた……というくだりには納得させられた。なるほどねー。(☆☆☆☆)
この作者さんは以前にクレヨンしんちゃん特集号に載ってた「ぴっぴら帳」を読んでいたので、あの独特の画風がちょっと気になっていた。
図書館で見つけたので借りてきて読んだのだが、ヒロシマを舞台としたこの作品にはすっかり大感動。死者の上に成り立っている現在の社会を、何も考えずにぼーっと生きていることが恥ずかしくなってしまった。日本国民は全員、今すぐ読むべき。(☆☆☆☆☆)
シーカヤックで沖縄から宮崎へ渡った航海記録。訪れた島々での生活ぶりが面白い。
しかし、まともな海図やコンパスを持たずにここまで行き当たりばったりで漕ぎ出すのは、正直どうかと思った。
あと海上保安庁への悪口も結構多いのだが、放っておいてくれと言う割には、その後の文章で救助が遅いとか文句を言っていて、結局どうして欲しいのかがよくわからん……。(☆☆☆)
旅先で出会った女性を語る私小説。
やっぱりシーナさんはスゴいよなぁ。何気ない素朴な文章の中に光る、この奥深さよ。
岳くんを釣りに連れて行く話もあり、昔に「岳物語」に夢中になってた頃を思い出した。(☆☆☆☆)
針穴写真家による、ピンホールカメラ入門書。
手作りピンホールカメラの魅力を楽しく語ってくれた後、その作り方まで詳細に解説してくださる。印画紙の現像の仕方もあんなに詳しく書かれているのにはビックリした。
ちなみにこの出版社の他の「日曜日の遊び方」シリーズを見たら、チーズを作ろうとか燻製を作ろうとか……なんか面白そうで、全部欲しくなってしまった。(☆☆☆☆)
最近はシャボン玉に興味があったので借りてみた。著者による少年少女向け科学講演をまとめたもの。
しゃぼん玉というよりはシャボン膜の表面張力、すなわち表面物理学の講義であり、平易に書かれてはいるものの内容はかなりのハイレベル。
最後には「実験の指針」もまとめられており、実際にやってみたい人へのサポートも万全。
1959年発行で、随分と昔の本だけど、2009年の今でもとても楽しく読める。「ロウソクの科学」レベルの良書。絶版になっているのは勿体ない、復刊して欲しいなぁ。(☆☆☆☆☆)
一部で評判だったので読んでみた。
冒頭のあんまりにベタベタなライトノベル的文章には辟易してしまったが、中盤以降は急速に良くなってきた。他作品と逆だ。
まぁフツーに面白かったけど、しかし、これ以上続きが読みたいとは思わんかな。(☆☆☆)
予備校や塾、教材会社などの教育業界で働く人たちへのインタビューを中心として、業界の動向から現場の仕事まで解説してくださる本。
ちょうど興味があったのでなかなか面白く読めた。子どものためになる仕事っていいね(☆☆☆☆)
日本の林業に警鐘を鳴らす本。
言いたいことはだいたい分かるし賛同するのだが、「らしい」とか「知り合いに聞いた」とか「思う」とかばっかりで、あんまりにあんまりな論理展開が多くてちょっと辟易。これじゃツッコミどころが満載で、批判に太刀打ちできんよ。
日本という国は、現場でのつじつま合わせでなんとか成り立っている……というのは確かだし、私も強くそう思っているので、もうちっと上手く書いて欲しかったなぁ。(☆☆☆)
あやしい探検隊シリーズ。オーストラリアで鮫、飛島のサメ穴などなど。
ってかこれ、確実に前に読んだことあるな。早稲田大の戸山図書館で見かけて、思わずその場で読破してしまった。やっぱり面白いなー。(☆☆☆☆☆)
書店で見かけて、ちょっと面白そうだったので読んだ。作者の方は知らないのだが、レディコミ系の漫画家の方かな?
国際結婚体験記……という感じだが、中身はギャグを交えつつ楽しく読める。続きが読みたい。しかし私は実家が真言宗なのでイスラームに改宗はできません(☆☆☆☆)
ボルネオ探検記。ジャングルの奥深くへ、現地ガイドを雇って分け入る2人組のお話。
ウイットの飛んだジョークが楽しめる
ヒルの大群に襲われたり、現地住民との付き合いなど描写は実に濃密で、そんなに分厚い本でもないのに読み終わるのに随分と時間がかかってしまった。やっぱりこれは、一度現地に行ったことがある人が読めばすごく面白いんだろな。(☆☆☆)