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日本探偵小説全集〈11〉名作集 1 (創元推理文庫)

文庫ながら796ページとボリュームたっぷり。ちなみにそのうち約300ページは「小笛事件」が占めている。
この小笛事件、小説ではなく実際に起きた事件を追ったノンフィクションなのだが、大変に興味深い作品であった。これだけで一冊の文庫本として売ればいいのに。

他、気になった作品をいくつか挙げると:

*佐藤春夫「オカアサン」
ああ、「動物のお医者さん」のあの回は、この話を元にしたものだったんだ……と今さら知った。不勉強じゃのぅ。

*渡辺温「父を失う話」
シュルレアリスムを感じさせる実に不思議なお話。これは探偵小説ではないだろう……しかし面白かった。

*水谷準「空で唄う男の話」
綱渡り男。この作者は「お・それ・みお」と共に変わった雰囲気のお話をしてくれるのぅ。


しかし読むのにかなり時間がかかったが、いやはや大作文庫であった……(☆☆☆☆)。

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