永六輔: 大往生 (岩波新書)
様々な人の言葉を集めたエッセイ。さらりと読めていいですな。
何点か、気に入ったくだりを。
「手紙の返事も書けない忙しさは、人間として恥ずかしい」あー、その通りだな。仕事が忙しいからと言って、会社のために友情を犠牲にするようなことはしたくないものだ。
若者から、「歳をとったら、あァいう老人になりたい」と憧れられてこそ、本当の老人である。くれぐれも「あァいう老人になりたくない」と言われないように。これはもう、本当にそう!! 人間として恥ずかしい、ダメ人間の老人が今の日本にはあまりに多すぎる。私が年をとっても、ああはなりたくないものだと思うもんだ。(☆☆☆☆)
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