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2009年2月

横佩道彦: 知って得する切手の話―その集め方・楽しみ方

博物館でボランティアを始めてから、切手に興味を持ちはじめたので借りてきた。
初心者向けの切手の本だが、切手の歴史から集め方まで様々なお話を分かりやすく書いてくださり、参考になる。

ちなみに挿し絵が、ずいぶんと線の細い少女マンガっぽい絵。(☆☆☆☆)

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グレッグ・イーガン: 順列都市

前作の「宇宙消失」は量子力学SFだったが、こっちは情報科学SFだ。人間の脳をフルスキャンして計算機上に住まわせる、<コピー>のお話。
塵理論とTVC(チューリング、フォン・ノイマン、チャン)セル・オートマトンが話のキモとなるのだが、基本的な情報工学の知識を持っていないとちょっと難しい。もちろん私にも、とても難しかったw

spamフィルターを高性能化したような「ラクダの目」などの描写がとてもそれらしく、こっちの知識を正しく持った人が書いた未来だなーと感心することしきり。なかなか面白かった。(☆☆☆☆)


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染川香澄, 吹田恭子: ハンズ・オンは楽しい―見て、さわって、遊べるこどもの博物館

私は今、都内の某博物館でボランティアをやっていて、子ども向けワークショップをお手伝いしている。
んで、子ども向け博物館での活動に興味があったので、図書館で借りてきた。

この本は世界の様々なこどもの博物館の紹介なのだが、単なるガイドブックではなく、かといって堅苦しい教科書でもない。とても読みやすく、しかも各館の考え方を噛み砕いて紹介してくださり、子どもにどう接すれば良いのかを的確に解説してくれて大変参考になった。
とても面白く、とても役立つ本。おすすめ。(☆☆☆☆☆)

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中島らも: 世界で一番美しい病気

エッセイや短編を集めたベスト版という感じ。
中島らもの恋愛談義という雰囲気で、なかなか面白かった。(☆☆☆)

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佐伯裕一: 脱サラで飲食業はやるな!

図書館で見つけたのでちょっと読んでみた。脱サラして蕎麦屋をはじめた著者の、ちょっとした体験談という感じ。
おすすめメニューを作った際、テーブルに写真立てを使って置いたところ、数は出るようになったが注文後のメニュー変更が多くなって大変だったという記述は「なるほどねー」と感心しきり。
こういう場合は、店の入り口などにデカデカとおすすめメニューを出しておき、先に知らせておくのが大事なんだそうだ。(☆☆☆)

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本の雑誌編集部: 新・匿名座談会

前作「匿名座談会」の続編。今回はさらに面白さに磨きがかかり、どの話も実に興味深い。あっという間に読んでしまった。
児童書編集者・図書館司書・社員カメラマン・ティーンズ文庫編集者・実用新書担当者・時刻表編集者・国語教科書編集者・ハードポルノ文庫編集者などなど。この業界の人も、そうでない人も、ぜひ読むべし。(☆☆☆☆☆)

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[映画] ホウ・シャオシェン: ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン

早稲田松竹で、赤い風船/白い馬と同時上映していたので見てきた。
この作品は、アルベール・ラモリスの「赤い風船」へのオマージュらしい……が、あまりのつまらなさに開始30分で見るのをやめて映画館を出てしまった……。

やっぱり素直に言って、つまんないよ、これ。フランスを舞台に取ればなんでもオシャレで芸術的な作品になるってわけでもない。(☆)

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[映画] アルベール・ラモリス: 赤い風船/白い馬

高田馬場駅の早稲田松竹でやっていたので見てきた。

!注意! 以下の記述にはネタバレがあります


■白い馬
群れのリーダーである白い馬と、その馬に魅せられた少年の物語。爺さんと少女と少年、3人暮らしの描き方が美しい。
しかしまさか、最後は少年と共に白い馬が海に消えていって終わりとは……ちょっと呆気にとられてしまった。あのロケ地はどこなんだろう? 不思議な土地だね

■赤い風船
少年と風船の友情(?)を描いた作品。微笑ましく、それでいてどこか寂しげな雰囲気がたまらん。青い風船を持った女の子との触れ合いも楽しい。
ラストシーンではたくさんの風船で空へと飛び去っていく少年……とベタベタの展開、だがそれがいい。(☆☆☆)

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椎名誠: 活字博物誌

岩波新書。前作「活字のサーカス」の続編(?)。
色々な本の紹介を気楽に読めるけど、氏のエッセイで既に出ていた本も多い。(☆☆☆)

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本の雑誌編集部: 匿名座談会

「本の雑誌」に連載していた時に読んでいたけど、単行本になっていたとは知らなかった。
図書館で見つけて、さっそく捕獲。

本の業界に携わる様々な方々の座談会。翻訳家・漫画家・映画ライター・小説誌編集者・書店員・ゲーム雑誌編集者・新人賞下読み委員・フリーライター・国語辞典編集者など、どれも面白い。
もっと読みたいと思ったら、「新・匿名座談会」という続編も出ているらしい。読まねば(☆☆☆☆)

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小島アジコ: となりの801ちゃん

hompo氏から借りてきた。オタクな女子のお話。
なかなか面白いが、こんなん当たり前のことばかりじゃんと思う私は既に重症。(☆☆☆☆)

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小説新潮 2008年 11月号 [雑誌]

鉄道特集だったので図書館で借りてきて読んだ。宮脇俊三の再録がいくつかあり興味深い。

列車や路線バスはガラ空きなのに、観光地や大旅館の駐車場には団体観光バスがひしめいている。自分で計画をたてず、宿探しの心配もない旅が主流になった。
というエッセイには激しく同意。みんなバスなんかに乗らず、ローカル線で行けばいいのにさ。(☆☆☆)

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東海林さだお: スイカの丸かじり (文春文庫)

丸かじりシリーズ。スイカのフランス料理、おかず横町、レバーフライ、パック寿司(あの客は六百五十円も食べてった)、ギョーザバーガー、大阪「自由軒」など。
スイカフルコースはすごいなぁ。食べてみたい。ワンタン麺の、丼を平らにして体勢を立て直すという辺りの記述も面白い。(☆☆☆☆)

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栗田亘: 漢文を学ぶ〈1〉 (小さな学問の書)

ちょっとした漢文の言葉を取り上げて、それに絡む小話を色々と。

どうも内容が薄っぺらで、読んでいて全く同感できない。最後まで読んで著者の紹介のところを見ると、朝日新聞で「天声人語」を担当と書かれていて納得。
まぁああいう感じの、得意気なエラソー感と自己満足どっぷりの文章が好きな方はどうぞ。私はまったく楽しめませんでした。4巻まで出ているらしいけど、もうこれ一冊でお腹いっぱいです(☆☆)

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