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本谷有希子: 乱暴と待機

「お兄ちゃんと私」の二段ベッド生活を描いた小説。
眼鏡にスェットに二つ結びの髪とツボは突いているのだが、ちょっと期待はずれだったかな。

最初のドライヤーちょんまげなどは面白かったのだが、中盤から失速気味。テーマに対して筆力が足りないんじゃないかなと思ったのが正直なところ。
筆者には失礼かもしれんが、舞城王太郎が同じモチーフで書いたら大傑作になったんじゃないかな。(☆☆☆)

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