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大久保洋子: 江戸っ子は何を食べていたか

江戸の庶民の食生活を色々と語ってくださる。
白米を1日5合とはすごいのー。でも副菜が少ないので、そのくらい食べないと体がもたないんだろうな。宮沢賢治の[雨ニモマケズ]の、「一日ニ玄米四合ト/味噌ト少シノ野菜ヲタベ」と同じ理屈。

面白い川柳があったので2つ紹介しよう。

「大家から鉄砲玉が十五くる」
中秋の名月(八月十五日)の日、長屋でも大家が店子に団子を配る。
しかしその団子があまりに小さすぎたことを皮肉ったもの。

「大名も切売を買う塩鯨」
大名が魚を買う時、普通はもちろん切り身ではなく丸ごと買う。しかしいくらなんでも鯨は丸ごと買えないから、大名も切り売りを買っているという句。
言われてみれば当たり前だが、なかなか面白い。(★★★★)

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