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2008年6月

ルーディ・ラッカー: フリーウェア

「ソフトウェア」から始まるシリーズ第三弾。この巻から翻訳者が変わって、大森望氏が訳している。そのお陰か、かなり分厚い本なのだけど結構スラスラと読めてしまったなー。
内容としては相変わらずのハチャメチャっぷりで、ジャンクな世界が楽しめる。

随所に「フォノン」「ヒルベルト空間」「アトラクタ」などの専門用語が使われるのだけど、さすがはPh.Dだけあって使われ方が自然かつ的確。
変に背伸びしたSF小説にありがちな、わざとらしさが全く感じられないのは流石だ。

ところで、この表紙絵はパールヴァティでいいのかしらん?(★★★★)

フリーウェア (ハヤカワ文庫SF)
ルーディ ラッカー
早川書房
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鈴木輝一郎: 何がなんでも作家になりたい!

久々に世田谷の尾山台図書館に行ったら、目に付いたので読んでみた。
タイトルとは裏腹に、作家の生活や出版社の裏(?)事情を軽妙に語ってくれるという感じ。変なわざとらしさが無く、単純に読み物としてなかなか面白かった。(★★★★)

何がなんでも作家になりたい!
鈴木 輝一郎
河出書房新社
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津田雅美: 天使の棲む部屋

うーん、あんまり面白くなかったな。
いわゆる少女マンガ、の範疇で収まるお話ばかりでイマイチだった。(★★)

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安野モヨコ: 超感電少女モナ

昔に買って積んでおいたのを読了。安野モヨコの1990年代前半頃の短編集。
物理教師のお話「カナコちゃんのラブリー」が面白い。私も高校物理の先生になりたかったなぁ。(★★★)

超感電少女モナ
超感電少女モナ
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安野 モヨコ
講談社

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吉田戦車: なめこインサマー

イラストエッセイ集。1990年代の物が主なので、もうかなり昔だ
「きたえた男女」や「テントを押す」、「吉田戦車の珍ごはん」シリーズなどが非常に面白かった。爆笑。(★★★★★)

なめこインサマー (講談社文庫 (よ32-3))
吉田 戦車
講談社
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松本美緒: あんたたちの伝説

KC別フレ。幼馴染みの[将志]がプロ野球選手の道を歩み始めるお話。
まぁ随所にツッコミ所はあるものの、面白かった。調べてみたら続編の結婚編も出ているらしい。探索せねばいかんな(★★★)

あんたたちの伝説
あんたたちの伝説
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松本 美緒
講談社
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今井修: 切手収集と楽しみ方入門

切手に興味を持ったのだが、図書館に入門本がこれしか無かったのでとりあえず借りてきた。小学館入門百科シリーズ16。
基本的に小学生向けの本なのだが、切手の歴史から収集の仕方までよくまとまっていて、超初心者の大人にも勉強になった。(★★★★)

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伊坂幸太郎: 陽気なギャングが地球を回す

ryo氏から借りて読んだ。一応はミステリという分類だろうけど、おかしな四人組強盗のエンターテインメント小説という感じかな。
一昔前のユーモア・ミステリ的な雰囲気で、なかなか楽しめた。でも、本当に「面白かった!」と叫ぶにはちょっと足りないかな(★★★★)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎
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大塚 英志: キャラクター小説の作り方

某所で紹介されていたので図書館で捕獲。
タイトルとは裏腹に、ライトノベルというものに対する評論がメインだけど、なかなか面白かった。(★★★★)

キャラクター小説の作り方
大塚 英志
講談社
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安部公房: 石の眼

安部公房が、芥川の「藪の中」をミステリ風に書いたらどうなるか? という問いに対する解。
どうも私はこの頃の安部公房の文章には馴染めず、最後まであまり面白くなかった。読まなくて良かったな。(★★)

石の眼 (新潮文庫 あ 4-10)
安部 公房
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塩井勝: 公務員独立行政法人化で変わる給与・待遇

興味があったので読んだ。まぁコンパクトに色々まとまってて分かりやすい。
しかし、こーゆー本は数年経つとすぐに法律や制度が変わって役に立たなくなってしまうやね。(★★★)

公務員独立行政法人化で変わる給与・待遇―「一般」と「特定」では将来こんなに差がつく!
塩井 勝 公務員処遇制度問題研究会
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メルヴィル: タイピー

前にポリネシアの本(ポリネシア人―石器時代の遠洋航海者たち)を読んだのだけど、その中で紹介されていた本。
著者は「白鯨」で有名だが、捕鯨船の乗組員だった時にマルケサス諸島のヌク・ヒヴァで逃亡し、そこで現地のタイピー族に捕らわれた記録。

最初の数章は記述が断片的で非常に読みづらく、投げてしまおうかと思ったのだが、そこを過ぎると急速に面白くなってきた。
豆鉄砲の騒動などユーモラスな話も多いが、ココナッツの成長の度合いを表すのに20種類の言葉があるとか、森の中の石造建築物など、民族学的に興味を惹く記述も多い。特に、現地人に捕らわれて暮らした記録のため、その生活ぶりの描写は詳しい。

もちろん全てが事実とは言えない本なのだが、しかしなかなか興味深い本だった。ポリネシアに興味があれば是非。(★★★★)

メルヴィル全集〈第1巻〉タイピー (1981年)
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安野モヨコ: ジェリーインザメリィゴーラウンド

前から積んでいたのだが、ようやく読了。ちなみに読んだのは宝島社の版で、全3巻。

3巻の真ん中くらいまでは非常に面白いものの、そこから後があんまりにあんまりな展開で呆然。打ち切り?
まぁそれでも、最終回のみんなで集まってカステラとか綺麗にまとめてくれたね。とりあえず、「カツヤの人生ゲーム」と、ヒカルの休日『本日のメニュー:楳図かずおの「神の左手悪魔の右手」』は大爆笑。(★★★★)

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[映画] ファイナルファンタジー

もはや伝説となったこの映画だが、今さら見た。

うーん、あそこまでボロクソに言われるほどヒドい映画かなぁ? これよりもっとつまんない映画なんて、ゴマンとあるぞ。
まぁ確かに一度見たら十分でもういいやって感じだが、普通レベルかな。(★★★)

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[映画] チューブ・テイルズ

どこぞの露店で売っていたのを捕獲したものの、長い間積んでいたのをやっと消化した。
「トレインスポッティング」などの、ダ メダ メなドラッグ漬けのジャンキー映画が大好きな私には(病んでるな)、非常に面白かった。[GRASSHOPPER]と[MOUTH]の2つが特に良かったかな。

もちろん、ハリウッド映画大好きな「正しい映画好き」な方には全くオススメできない。(★★★★)

チューブ・テイルズ
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椎名誠: 極北の狩人

北極圏に生きる人々を取材したルポ。

付属のDVDが「表」、本の内容が「裏話」という感じで2度楽しめる。
非常に面白い本だった。オススメ。(★★★★★)

極北の狩人
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椎名 誠
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三島由紀夫: 金閣寺

さすがにミシマの一冊くらい読んどかないとダメかなー、と今さら読んでみた。
精緻で美しい文章というのはまさにそうなのだが、純粋に面白かったと言われるとビミョーかな。(★★★)

金閣寺 (新潮文庫)
金閣寺 (新潮文庫)
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三島 由紀夫
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