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脇田滋: 労働法を考える―この国で人間を取り戻すために

日本の現状をふまえつつ、海外の例や労働法の歴史を解説しつつ色々と語ってくださる。2007年10月出版の本なので、色々とタイムリーな話題が多い。
ただ、しょっぱなの一行目から「〜と思います。」から始まったり、結論が韓国を見習いましょうよとか失笑物な点が気になるな。
しょっぱなを「だと思う」なんてそんな所から始めるとは、理系の本だったら考えられん。あと、見習うなら、あの怠け者のイタリアだろうと。

が、現代日本の労働環境について矛盾点や問題点を分かりやすく語ってくださり、トンデモ的な部分はほとんど無いので良書では無いかと。なかなか良い本であった。(★★★★)

気に入った部分を引用させて頂こう:

労働者が権利を行使することは「非現実的」とされることが多いと思います。権利を主張する者は、職場の仲間や、お客さんに迷惑をかける「非常識な人間」と考えられて、非難の目が向けられる傾向さえあります。しかし、こうした日本の状況は、世界的には余りにも異常です。(88ページ「労働法が生き生きしている国」

労働法を考える―この国で人間を取り戻すために
脇田 滋
新日本出版社 (2007/10)
売り上げランキング: 182257

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