大野晋: 日本語の源流を求めて
会社のeri先輩が大絶賛していたため、図書館で借りてみた。
日本語の源流を、インド南部のタミル語とする研究書。
基本的に語学の視点からの書なので、語の類似や母音などの観点から書かれている。
「稲作の伝来は、米だけが伝わるということはありえず、田んぼや畦・代掻きなどの稲作関連の言葉がまとまって伝わっていなければおかしい」という主張には目ウロコだった。なるほどねー。考えもしなかったわ。
所々には、ちょっとこれはこじつけじゃないのかなーと思う点もあったけど、決してトンデモ本ではなく楽しめる。なかなか面白かった。(★★★★)
日本語の源流を求めて (岩波新書 新赤版 1091)
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大野 晋
岩波書店 (2007/09)
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