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2008年3月

椎名誠: 玉ねぎフライパン作戦

食べ物に関するエッセイ集。一話一話が非常に短いのでサラリと読める
氏のファンならば既にどこかで読んだような内容が多いし、ちょっと物足りなかった(★★★)

玉ねぎフライパン作戦
椎名 誠
角川書店 (2007/12)
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安倍夜郎: 深夜食堂 (1)

繁華街で深夜に営業する食堂のお話。
なかなか面白かったけど、ちょっとわざとらしいと思えるお話も多かったかな(★★★)

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東海林さだお: 親子丼の丸かじり

丸かじりシリーズ。香港、冷やしラーメン、高尾山ビアガーデン、甘納豆、アイス最中など。
が、どうやらこれは以前に読んだことがある巻だった。最近、記憶力がヤバい。

親子丼の丸かじり―丸かじりシリーズ〈14〉
東海林 さだお
朝日新聞社 (1997/10)
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半村良: 戦国自衛隊

角川から新装版が出たと聞いていたけど、図書館で偶然見つけたので借りてみた。戦国時代にタイムスリップした自衛隊の物語。
様々な描写は非常に簡潔で、はしょった部分も多くボリュームとしては物足りないけど、さらりと読めてなかなか面白かった。良いSFだ。(★★★★)

戦国自衛隊 (角川文庫)
半村 良
角川書店 (2005/01)
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岳真也: タクラマカン砂漠漂流記

法政大学のタクラマカン砂漠探検隊日記。
あまり学術的に優れた記述という物は特になく、単純に「見たこと日記」という感じだが、やはりヘディン「さまよえる湖」の舞台だけあって色々と興味深い。
私も西域に一度行ってみたいなー。(★★★)

タクラマカン砂漠漂流記
岳 真也
東京新聞出版局 (1993/03)
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広瀬正: マイナス・ゼロ

前に、会社のeri先輩からチラリと書名を聞いていたので借りてみた。ちょっと古風なSF小説。

タイムマシンで起きた騒動を辻褄合わせるためにてんやわんや……という作品はたくさんあるけれども、これはそんな作品群の中でも一線を画す素晴らしい出来。全ての事象がぴたりぴたりと収まっていく気持ちよさがたまらん。
また、昭和一桁の頃の豊かな日本も垣間見ることができ、非常に興味深かった。綿密な取材を行ってから書かれたということが一読して感じられる。

これが既に絶版なのは納得いかん……。私は図書館で借りたけど、是非とも復刊すべきだと思う。
ハインライン「夏への扉」に匹敵する名作だ。久々に素晴らしいSFを読んだなぁ。大満足。(★★★★★)

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東海林さだお: 誰だってズルしたい!

東海林さだおのエッセイ集。ズル、松井、老人の腹立ちっぷりなど。
市ヶ谷の釣り堀のネタは、水口画伯の「カオスだもんね!」にもあったね。(★★★)

誰だってズルしたい!
誰だってズルしたい!
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東海林 さだお
文藝春秋 (2004/11)
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ケストナー: 飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)

恥ずかしながら今まで読んだことが無かったので、図書館で借りてきた。ドイツの寄宿舎で暮らす少年達の物語。禁煙さんと正義さんのような大人になりたいものじゃのぅ。

古典名作ということで読みにくいかと思っていたのだけど、あっという間に読了。久々にいい小説を読んだなぁ。
子供も大人も、疲れたリーマンも、人生に迷いを感じる30,40代も、みんな読むべきだと思う一品。(★★★★★)


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脇田滋: 労働法を考える―この国で人間を取り戻すために

日本の現状をふまえつつ、海外の例や労働法の歴史を解説しつつ色々と語ってくださる。2007年10月出版の本なので、色々とタイムリーな話題が多い。
ただ、しょっぱなの一行目から「〜と思います。」から始まったり、結論が韓国を見習いましょうよとか失笑物な点が気になるな。
しょっぱなを「だと思う」なんてそんな所から始めるとは、理系の本だったら考えられん。あと、見習うなら、あの怠け者のイタリアだろうと。

が、現代日本の労働環境について矛盾点や問題点を分かりやすく語ってくださり、トンデモ的な部分はほとんど無いので良書では無いかと。なかなか良い本であった。(★★★★)

気に入った部分を引用させて頂こう:

労働者が権利を行使することは「非現実的」とされることが多いと思います。権利を主張する者は、職場の仲間や、お客さんに迷惑をかける「非常識な人間」と考えられて、非難の目が向けられる傾向さえあります。しかし、こうした日本の状況は、世界的には余りにも異常です。(88ページ「労働法が生き生きしている国」

労働法を考える―この国で人間を取り戻すために
脇田 滋
新日本出版社 (2007/10)
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東海林さだお: ショージ君の旅行鞄

氏のエッセイの、ベスト版という感じか。
900ページ近くもあり、ボリュームたっぷり。文庫なんだけど、まさにサイコロ本。

あまりの長さに内容を覚えていないのだが、結構面白かった気がする。(★★★★)

ショージ君の旅行鞄―東海林さだお自選 (文春文庫)
東海林 さだお
文藝春秋 (2005/02)
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アガサ・クリスティ: ゴルフ場殺人事件

ポワロシリーズ第二作。
ちょっと粗削りな部分が所々に見られるものの、ジロー刑事とのやり取りや、相変わらず間抜けなヘイスティングズなどなかなか面白かった。でも、タイトルのゴルフ場ってほとんど関係無かったな。ゴルフ好きの人が期待して読むと、拍子抜けするかも。
途中、ベラの手紙は「宛名が書いていないということは……」とすぐに気が付いたのだが、全体的な推理はまったく出来なかった。男女の愛憎が絡むとムズいな。

ちなみにクリスティはずっとハヤカワミステリ文庫の旧版で読んでいたので、この新版(クリスティー文庫)は初めて読んだよ。
確かに文字も大きくなって読みやすいけど、私は旧版の古めかしい装丁の方が好きだなー。あと、このクリスティー文庫は、普通の文庫より一回り大きいので収納に不便。むー。(★★★★)

ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie 田村 隆一
早川書房 (2004/01)
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トーベ・ヤンソン: ムーミン谷の冬

冬眠から目覚めてしまったムーミントロールの話。
冬のまっただ中なので、スノークのお嬢さんもスナフキンも登場しない。

いい人なんだけど敬遠されてしまうヘムレンさんが、哀愁漂うのぅ。
ただ、この舞台とストーリーにしてはちょっと長いなという感想。(★★★)

ムーミン谷の冬 (講談社青い鳥文庫 (21‐4))
トーベ=ヤンソン 山室 静 Tove Jansson
講談社 (1982/01)
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石川雅之: もやしもん (6)

会社のOK氏から借りた。今回は丸ごとフランス編。
が、ワインにもフランスにも全く興味の無い私には、いささか退屈であった……。

川浜の、「いいえ。私はメキシコ人です。」が一番良かったな。(★★★)

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東野圭吾: 手紙

図書館で借りてきて、サクっと読了。東野圭吾の本は初めて読んだけど、この人の文章は読みやすいね

内容自体は、清水義範風に言うと「色々あった。」だけで終わりという印象。特に、各人物の奥行きがまったく感じられない。
確かに読ませる文章力はあるものの、全然面白くなかったというのが正直な感想だ。(★★)

手紙
手紙
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東野 圭吾
毎日新聞社 (2003/03)
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夢野久作: ドグラ・マグラ

前々から読みたいと思っていたのだが、ようやく読了。いやー、長かったなぁ。

日本三大奇書とか色々と言われているけど、読んでみた限りでは、意外に普通に楽しめる小説だなぁという印象。純粋にミステリとして読んでも楽しめる。まぁ、はっきりとした真相は明らかにされないんだけど。
この本をエログロだとかナンセンスだとか紹介文を書いている人は、読まずに印象だけで書いているね。断言。

ただ、面白かったかと言われるとちょっと疑問が残るなぁ。とんでもない力作なのは確かなのだが。
「脳髄は物を考える処に非ず」という言葉は気に入った。とりあえず星4つくらい。(★★★★)

ドグラ・マグラ (上)
ドグラ・マグラ (上)
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夢野 久作
角川書店 (1976/10)
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ドグラ・マグラ (下)
ドグラ・マグラ (下)
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夢野 久作
角川書店 (1976/10)
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レイモンド・カーヴァー: 頼むから静かにしてくれ〈2〉

村上春樹・訳。短編集。
かつての借家の夫妻に会いに行く「他人の身になってみること(Put Yourself in My Shoes)」がなかなか面白かったけど、どーもピンと来ない話が多かったな。まぁ私がまだお子様な証拠か。(★★★)

頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)
レイモンド カーヴァー Raymond Carver 村上 春樹
中央公論新社 (2006/03)
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大野晋: 日本語の源流を求めて

会社のeri先輩が大絶賛していたため、図書館で借りてみた。
日本語の源流を、インド南部のタミル語とする研究書。

基本的に語学の視点からの書なので、語の類似や母音などの観点から書かれている。
「稲作の伝来は、米だけが伝わるということはありえず、田んぼや畦・代掻きなどの稲作関連の言葉がまとまって伝わっていなければおかしい」という主張には目ウロコだった。なるほどねー。考えもしなかったわ。

所々には、ちょっとこれはこじつけじゃないのかなーと思う点もあったけど、決してトンデモ本ではなく楽しめる。なかなか面白かった。(★★★★)

日本語の源流を求めて (岩波新書 新赤版 1091)
大野 晋
岩波書店 (2007/09)
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東海林さだお, 椎名誠: やぶさか対談

大江健三郎や田嶋陽子、鈴木その子など結構な大物との対談集。
しかし、どうもゲストに遠慮してしまっているのか、物足りない会話。あんまり面白くなかったな(★★★)

やぶさか対談
やぶさか対談
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東海林 さだお 椎名 誠
講談社 (2000/12)
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