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笹川孝一: 生涯学習社会とキャリアデザイン

法政大学キャリアデザイン学部の開設に当たって行われたシンポジウムをまとめたもの。
内容に結構重複があったり、タイトルの内容よりも単に法政大学の宣伝本という雰囲気もあるが、考えを整理する意味ではまぁまぁの一冊。しかしリカレント教育という言葉は数えるほどしか出てこんかったな。

巻末に各センセイからのコメントがあるのだが、各自が好きなこと言いたい放題で少し笑える。
が、一つ気に入ったのもあったな。

社会に出て実感することのひとつに、会社や仕事というものはきわめて具体的で現実的であり、暗黙のルールやさまざまな約束事に縛られているということがある。しかも、仕事や組織の専門度が高ければ高いほど関心の範囲や日常生活の場は狭くなるし、行動範囲やものの考え方に対する制約度は強くなっていく。
それに比べて大学という場、あるいは学生という身分は自由で間口が広く、大きな可能性を秘めている。

うーん、この外川洋子センセイの言葉(204-205ページから引用)は、結構そこらで言われているような内容だけど、今の私にはかなりピーンと来た。
でも10年前の私ならスルーしてた文章だろうな。(★★★)

生涯学習社会とキャリアデザイン
笹川 孝一
法政大学出版局 (2004/09)
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