城山三郎: 毎日が日曜日
最初に言っておくけど、このタイトルを見て大多数の人が想像するようなストーリーではない。
私も引きこもりのニート話かと期待して読み始めたのだが、バリバリのサラリーマン小説でちょっと凹んだ。商社会社で働きまくってて、全然日曜日とちゃうやん!!
しかし期待とは違ったものの、ガマンして読み進めるうちに「これはこれで面白い!(失礼)」と一気に読んでしまった。やはりダメリーマンの私としては、色々と考えてしまう所もある小説だったやね。終盤の綿花の廃棄処分で奔走する場面など、もうこれほどには無いというくらいリアルで悲哀すら感じる。
若い人も定年間近の人も、何かしら得る物があるだろう作品だ。リーマンなら読んでおくべき。(★★★★)
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