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2007年8月

目黒考二: 笹塚日記

本の雑誌に連載されているアレ。
「あとがき」に書かれている通り、ただ本を読んで原稿仕事して食事して笹塚をうろうろするだけの日記なのだが、何故かこれが面白いんだな(★★★★)

笹塚日記
笹塚日記
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目黒 考二
本の雑誌社 (2000/07)
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深井晋司, 田辺勝美: ペルシア美術史

吉川弘文館の本。
大阪歴史博物館でペルシャ展をやっていると聞いたので、行く前に予習と思って読んでみた

中身は完全に教科書的な学術本で、一般人にはちょっと重いかな。
でも図版が非常に大量に載っているので、パラリパラリとするだけでも結構楽しめる(★★★)

ペルシア美術史
ペルシア美術史
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深井 晋司 田辺 勝美
吉川弘文館 (1983/01)
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椎名誠: ワニのあくびだなめんなよ

赤マントシリーズの一冊。巻末のワニの群れの写真がすごい。
まぁ普通でしたな(★★★)

ワニのあくびだなめんなよ
椎名 誠
文藝春秋 (2007/05)
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林丈二: ガラクタ道楽

明治・大正期の新聞広告を元に、身の回りの様々な骨董品(?)を紹介。
古い物好きとしてはなかなか楽しかった。(★★★★)


ガラクタ道楽
ガラクタ道楽
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林 丈二
小学館 (1994/06)
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タニス・リー: 銀色の恋人

ハヤカワ文庫SFで新装版が出たこの本だが、表紙が激しくライトノベルっぽくなってしまった。
おかげで図書館で借りる時にちょっと恥ずかしかったよ。

ストーリーだけを述べると、ロボットを絡めたありきたりの恋物語。女の子がロボットに恋する→駆け落ち→人間とロボットの違いに悩む→ロボット狩りで別れ、みたいな。
しかしそこはやはりタニス・リー、一筋縄ではいかない。クローヴィスのセリフ回しや、後半のスウォンソンの映像描写の部分など、引き込まれる箇所が多くあっという間に読んでしまった。なかなか面白かったよ

ただ、「バイティング・ザ・サン」に比べると、ちょっと不満かな。あれは本当に名作だったよ。というわけでバイティング・ザ・サンに比べて星4つで。(★★★★)

銀色の恋人 (ハヤカワ文庫 SF リ 1-2)
タニス・リー 井辻 朱美
早川書房 (2007/04)
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J.M.シュヴァルツ: 謎のイースター島 ロンゴ・ロンゴ文字の解明

発行:あずさ書房、訳:藤林道夫。
一見まともな学術書かと思いきや、トンデモ本だった。第2章から飛ばしまくりのため、「もうみんな置いてきぼり」状態。ニヤニヤしながら読むのが吉。
「驚くべき記号。血液の循環をハーヴェイ(イギリス人の医者、1578-1657)が指摘するずっと以前に、イースター島では、このように血液の流れを描いていたのだ」といきなり言われても困るよねぇ。

訳者がなんとかフォローしようと、最後の解説で弁護を試みるが、逆にそれもハゲシクワラタ状態になっているのが哀れ。

(略)それゆえ厳密な論理の積み重ねを期待する読者には物足りないかもしれないが、時に観念的、文学的な印象を与える叙述は、本書の魅力のひとつになっているように思われる。

まぁ、トンデモ本コレクターで無ければ読まなくていいです。(★)

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ドストエフスキー: 地下室の手記

鬱小説。
鬱になりたい人はどうぞ。私はムリだった。(★★)

地下室の手記
地下室の手記
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ドストエフスキー 安岡 治子
光文社 (2007/05/10)
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椎名誠: ここだけの話

講演での話をまとめたものらしい。まぁ普通にエッセイ集。
あまり内容は覚えていないけど、まぁまぁ面白かった気がする(★★★)

ここだけの話
ここだけの話
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椎名 誠
本の雑誌社 (2000/08)
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灰谷健次郎: 我利馬の船出

確か私が小6の時、塾の国語の問題にこの「我利馬の船出」の文章が出てきた。
その時からチラチラと気になってはいたのだが、先日ようやく図書館から借りて読んでみた。というわけで、約16年ぶりの再開。

内容としては青年の成長物語、というジャンルだろうか。しかし後半は期待通りに巨人族が登場し、なかなか面白い。
SF野郎の私としては、後半をもっと掘り下げてくれれば正統派SFと名乗れるのに……とアホなことを考えるのであった(★★★★)

我利馬(ガリバー)の船出 (角川文庫)
灰谷 健次郎
角川書店 (1998/11)
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イ・デ・パパーニン: パパーニンの北極漂流日記 - 氷盤上の生活

1930年代、北極海の氷の上で漂流しながら気象観測を行ったパパーニン隊の記録。
椎名誠がよくエッセイで面白いと書いていたので読んでみたが、やはり面白かった。

ただ、しょっちゅう出てくる「共産党万歳!!」がかなり気になる。これが書かれた時代はスターリンの大粛正の時代とちょうど一致するわけで、ちょっとでも反体制なことを書いたら自分の命が危ない、という思いもおそらくパパーニンにはあったのだろう。
そう考えると、順調すぎる観測隊の顛末も、ちょっと怪しいと思えてくるやね

ちなみにこれ、品川図書館で2007年に借りたのだが、1979年発行なのに私の前に借りた人はたったの3人……。
なんつーマイナー本。面白いのになぁ。皆もどんどん借りないと、廃棄されかねないので借りましょう。(★★★★)

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ジュール・ヴェルヌ: 八十日間世界一周

今さらだが読んだ。遅いね
古典ということで敬遠していたのだが、これは掛け値無く面白い!! 鉄道・汽船・象と、様々な乗り物を使って東へと向かう、ただそれだけの話なのだが。

これ、現代でもそのまま通じる面白さだよね。やっぱりヴェルヌは天才だ(★★★★)


八十日間世界一周 (岩波文庫)
ジュール ヴェルヌ Jules Verne 鈴木 啓二
岩波書店 (2001/04)
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フランクリン・ピース, 増田義郎: 図説インカ帝国

小学館のハードカバー。
国立科学博物館でインカ・マヤ/アステカ展をやっていたので、予習のために読んだ。

図版も豊富だし、内容もしっかりしているので安心して読める。入門用だが内容も結構細かくて良い(★★★)

図説 インカ帝国
図説 インカ帝国
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フランクリン ピース 増田 義郎 義井 豊
小学館 (1988/10)
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土方美雄: マヤ/アステカ ミステリー&ファンタジーツアー

タイトルが結構怪しげなのだが、中身は読みやすくマトモなので安心して良い。
新紀元社の本。

マヤ・アステカ文明について、実際に筆者のフィールドワークを元にして色々と語ってくださる。「ここに行くにはここからクルマで○時間、ホテルはここにあった。」など旅行記的な部分が楽しい。
内容の記述としては一般人向けだけど、それぞれの文明について懇切丁寧に語っていたりとか、「昔はこう考えられていたけど、今はこういう考えが主流」などの記述も多く、専門書を正しく分かりやすくした、という感じ。

というわけで、楽しく読めてマヤ・アステカ文明が理解できる本でした。オススメ。(★★★★)

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村上春樹: 遠い太鼓

「ノルウェイの森」や「ダンス・ダンス・ダンス」を執筆していた頃の、ギリシャ・イタリア生活日記という感じ。
日々の生活を淡々と、しかし感情たっぷりに語ってくださるのは流石としか言いようがない。

かなり分厚い本なのだけど、ムチャクチャ面白かったのであっという間に読んでしまった。オススメ。(★★★★★)

遠い太鼓 (講談社文庫)
村上 春樹
講談社 (1993/04)
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村上春樹: 神の子どもたちはみな踊る

阪神大震災をテーマとした短編集。
しかし、どうにもわざとらしい文章が気になってしまい、全然面白くなかった。「かえるくん、東京を救う」以外は駄作と言っていいレベルではないかと。村上春樹の本の中でも最低ランクじゃないかなぁ。(★★)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社 (2002/02)
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松尾定行: ローカル線各駅下車の旅

ちくま文庫。ローカル線で回る駅前散策旅行記……って感じか。
ちょっと分量的に物足りなかったのぅ(★★★)

ローカル線各駅下車の旅 (ちくま文庫 ま 22-2)
松尾 定行
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シェイクスピア: 夏の夜の夢・あらし

福田恆存訳の新潮社版を読んだ。

夏の夜の夢は面白いなぁ。今でも正当なドタバタ劇(?)として、そのままで十分楽しめる。
しかし、「あらし」の方はあんまりピンと来なかった……やはりこれを文字だけで楽しむのはムリがあるかもしれん(★★★)


夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)
シェイクスピア 福田 恒存
新潮社 (1971/07)
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浅井康次: ローカル線に明日はあるか

地方ローカル線と路面電車にスポットを当てて、その経営状態や今後の存続について語ってくださる本。
基本的にデータ一辺倒で、さまざまな統計からの数字を念頭に置いて議論するのでなかなか信頼できる。が、その分、軽い読み物として期待しているとつまらんかもしれん。

くりはら田園鉄道や北海道ちほく高原鉄道の話がちょこちょこ出てくるのだけど、どっちも廃線になっちゃったねぇ……残念。(★★★)

ローカル線に明日はあるか―実態検証!地方鉄道・路面電車
浅井 康次
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本田健: ユダヤ人大富豪の教え

読むつもりはなかったのだが、たまたま図書館にあったので借りてみた。さすがに買う気にはなれん……。
まぁ、よくある「成功への○○ステップ」みたいなクソ啓蒙本をまとめた内容やね。特に見るべきところは無いので、ろくすっぽ本を読まないような人間のみが感動するんだと思う。逆に言うと、これを絶賛している人間は(ry

ロバート・キヨサキの「金持ち父さん 貧乏父さん」の方がよっぽど面白かったなぁ。(★)

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椎名誠, 林政明: あやしい探検隊 焚火発見伝

「あやしい探検隊」シリーズの番外編という感じ。料理人の林政明にスポットを当てたキャンプ焚き火料理。
料理の様子の写真も多くて面白い(★★★★)

あやしい探検隊焚火発見伝 (小学館文庫)
椎名 誠 林 政明
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椎名誠: すっぽんの首

エッセイ集。どこかで書かれていた内容も多いが、結構面白かった。
後半はサラリーマン時代の思い出日記という感じ。(★★★★)

すっぽんの首
すっぽんの首
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文藝春秋 (2000/10)
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村上春樹: 日出る国の工場

安西水丸の挿絵による、工場見学記。
小岩井乳牛の見学記が良かったな(★★★)

日出(いず)る国の工場
日出(いず)る国の工場
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村上 春樹 安西 水丸
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