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2006年10月

CITY OF GOD

機会があったので見た
CITY OF GOD

ブラジルのスラム街での、子供達の生き様を描く(半分)ノンフィクション。基本的にこの物語のベースは、実話を元にしているらしい
ちょっと登場人物が多くて一回ではあんまり理解できんかったものの、なかなか面白い映画であった。

我々から見ると「異常」な、そして彼らにとっては「当たり前」の日常生活を追っていくわけだが、その見せ方がどの場面を取ってみても「絵」になっている。
ストーリーを冷静に考えれば、かなり一本調子のありきたりなギャング物と言って良いのだが、時間軸を上手く調整した構成やさまざまな表現技法の試みなど、まったく飽きさせない展開。素晴らしい

まぁしかし、「トレイン・スポッティング」なんかのあの周辺の、麻薬映画が大好きな私(病んでるな)なので、楽しめたというのもあるだろう。
当然だが、ハリウッド映画が大好きとかの平和な方には、この作品はまったくオススメできない(★★★)


20061022cityofgod
CITY OF GOD (シティ・オブ・ゴッド)
監督: フェルナンド・メイレレス

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[映画] 時をかける少女

オペラ座の怪人を見に行って、時をかける少女を見てきた(謎)
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

筒井康隆の原作とはかなり違う雰囲気なのだが、いい感じのアレンジだったのでなかなか楽しめた。主人公の性格を180度転換させたのは大成功やね。
しかし、高校時代がほぼ男子校状態だった漏れとしては、ちょっと苦々しい映画だったね

まぁ、決して青臭くない、それでいて若々しいパワーの感じられる青春映画と言ってよいだろう。面白かった。評価:★★★★☆ 星4つで。

ただ、某キュアの「ドロドロン」とかのダメ人間好きの漏れとしては、田中の扱いがあまりにヒドいのが不満だったね。
あれはなんぼなんでもあんまりだ! 修正を要求したい

あと、その他小ネタ。

・セルの塗りが甘いのが結構あったような
→特に一番最初のシーンは明らかにベタ塗りで、思わず「大丈夫か、この映画?」と思ってしまった。影くらい付けた方が、と内心でツッコミを入れた

・細部のカットにお遊びが多いので探してみると吉
→最初の方で生徒が飲んでいた缶ジュース。あれはおそらくドクターペッパーだ(たぶん)
→黒板の顔文字が(ry

・踏切アップがいかにもGAINAXっぽい作り(先生の声が立木文彦だしな……)

・千昭に告白されるのを回避しようと何度もリープするシーンで、Y字道路とその標識が暗喩として象徴的に上手く使われていたが……これって、どっかで見たことある手法だよなぁ。
どれみと魔女をやめた魔女
と思ったら、この映画の監督と同じ人(細田守)だった。……謎は全て解けた!!

・せっかく原作の主人公(和子)を出したのに、ラベンダーのラの字も出てこなかったのはいいのかな?

・劇中に筒井康隆が出てくるかと期待していたけど、出てこなかった
→あの人、自分が原作のドラマとかによく出てくるから。

時をかける少女 通常版
角川エンタテインメント (2007/04/20)
売り上げランキング: 739

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安野モヨコ: ハッピー・マニア

前々から読もう読もうと思っていたのだが、BOOK OFFに文庫版がまとめてあったので捕獲してきた。文庫版は全6巻。
シュガシュガルーンはかなり楽しめたのだが、「働きマン」はちょっとピンとこなかった漏れ。これもあんまりピンと来ないかなぁと思いながら読んだのだが、それは大間違いであった。大当たりだよ、大当たり!! 土日で一気に全巻読んでしまった。

ふらふらと見えつつもきちんと筋の通ったストーリーに、要所要所で入るギャグが実にハマっていて、素晴らしい構成力。ちょっと高橋の記憶XX(一応伏せ字)とか強引な展開も目に付くものの、最終回まで全く飽きさせない展開であった。ベタ褒め。
キャラクターも、主人公・重田をはじめとして魅力的な人物ばかり。フクちゃんはかっこええ。あと、1巻の本屋バイトの田辺さん萌え。

それ以外には、タカハシ&貴子の結婚式に出てきたすみれが、なかなかイイ味出していたね。途中からは脇役になりつつも、時折重要な場面で顔を見せて、美味しい役回りだ。
しかし最後はどうなったのかが結局描かれず、ちょっと気になるトコロ。

いやしかし、間違いなく、今年下期のマンガ部門(フィクション)ベスト1!!(まだ下期終わってないけど)。
もー、あれだね。安野モヨコはやはり天才、大天才!! 日本には素晴らしい漫画家がいるもんだよ。もちろん星5つ。(★★★★★)


20061022happy
安野モヨコ: ハッピー・マニア
祥伝社コミック文庫

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実録!平成日本タブー大全I

TV・新聞等ではなかなか報じられない、日本のタブーについてまとめたノンフィクション集。

既に知識としては知っていたことばかりだったので、あまり目新しいことは無かったというのが感想かな……。一部ライターはあまりに決めつけが強く、主観的すぎな文章が見られるのもちょっと気になった
でも、他のマスコミが絶対に扱わないこーゆー話題に、正面から切り込んでいる宝島社は本当にエラい。内容は一部疑問符がつくところもあるけど、その姿勢は素晴らしいやね

そういえば、新生銀行には「ハゲタカ外資が公的資金を〜〜」とか噛みつく団塊おっさんは非常に多いけど、朝銀への1兆円を超える公的資金投入については絶対に何も言わないんだよな。
若い頃の左翼運動というのは、あの年になってもまだ洗脳が続くらしい。恐ろしいもんじゃのぅ。(★★★★)


20061022tab
実録!平成日本タブー大全I
宝島社文庫

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はやせ淳: 駅弁ひとり旅(1) (2)

駅弁を中心として各地の鉄道の紹介、そして旅先で出会う人との触れ合いを描く旅行マンガ。
ノンフィクション的な作りではなく、あくまで主人公の旅行道中を描く作品となっている

「鉄子の旅」を敬愛する鉄道好き(not 鉄道オタク)の私としては、ちょっとピンと来ない点もあったかな。でも各地の鉄道についてこれでもかというくらいにウンチクを垂れてくれるので、なかなか勉強になることは確か。
ちなみに第一話からいきなり寝台特急「富士」というあたりには、貧乏性の漏れとしては「贅沢すぎ!! 贅沢は敵!」と思わずツッコミを入れたくなってしまった(★★★★)


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はやせ淳: 駅弁ひとり旅(1) (2)
双葉社

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ピアズ・アンソニイ: 魔法の国ザンス(2) 魔王の聖域

前作「カメレオンの呪文」から、魔法の源を探す旅へと出るビンクの物語。

これも前作に劣らず面白いのだが、カメレオンがあまりにヒドい扱いで可哀相!! あんな扱いはないだろー。
しっかし、ザンスという言葉にはあんな意味があったとはね。かなりこじつけっぽいけど、なかなか面白い設定。(★★★★)


20061002xanth
ピアズ・アンソニイ: 魔法の国ザンス(2) 魔王の聖域
ハヤカワ文庫FT

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