水木しげる: ほんまにオレはアホやろか
「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な、水木しげる氏の自伝。
少年時代から青年時代を経て、紙芝居作家として困窮しながらも生きていくさまが清々しい。
読んでいると、よくもまぁこれだけ波瀾万丈の人生をと思うのだが、それを淡々と、かつおもしろおかしく語るのはさすがと言える筆力。
自伝的な読み物ではあるのだが、要所要所でさまざまな時代背景を読み取ることができ、歴史的資料としても読める一品だ
ちなみに、軍隊時代の著者の自伝として「水木しげるのラバウル戦記」というのが、ちくま文庫から出ている。
こちらも非常に面白いので、未読の方は合わせて読まれることをオススメする(★★★★)
水木しげる: ほんまにオレはアホやろか
新潮文庫
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