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2006年7月

フィリップ・K・ディック: 流れよわが涙、と警官は言った

ディックの有名作品の一つ。原題は「FLOW MY TEARS, THE POLICEMAN SAID」なのでほぼ直訳だ
昔はサンリオSF文庫から出ていたらしいが、皆さん知っての通り今では絶版入手不可のためハヤカワで再販されたらしい

内容は……うぉー難しい。個性的な登場人物が登場しては、あっさりとそいつはその後出てこないという、あまりSF長編には無い作り。
後半の展開も読者置いてきぼり感が強くて、私はちょっとついて行けませんでした。これは、今流行だとか噂に聞く「セカイ系」のプロトタイプか?(とりあえず言ってみる)

まぁこんな感想しか持てないので、SF読みとしては私は失格だね。解説を大森望氏が書いているので、そこはちょっと要注目。(★★★)

流れよわが涙、と警官は言った (ハヤカワ文庫SF)
友枝 康子 フィリップ・K・ディック
早川書房 (1989/02)
売り上げランキング: 70064

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アーシュラ・K. ル・グウィン: 空飛び猫


アーシュラ・K. ル・グウィン: 空飛び猫
アーシュラ・K. ル・グウィン: 空飛び猫


村上春樹訳の絵本。講談社文庫のを購入。

結構期待して読んだのだが、ちょっとイマイチかなぁ……。ああして露骨にエサをもらいにいく猫というのは、あまり好きではない。
「エサはもらうけど、別に欲しいわけじゃないからな」みたいなツンツンっぶりが欲しいものだよね

「二匹もいるなんて、お前言わなかったじゃないか」
「二人もいるなんて、お前言わなかったじゃないか」
の掛け合いはなかなかマル。
続編もあるらしいのでとりあえず買っておくか(★★★)

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関つとむ 星空の狩人 "セキ彗星"発見の記録

20060718hosi
関つとむ 星空の狩人 "セキ彗星"発見の記録
ちくま少年文庫15/筑摩書房


私が中学生だった時に図書室のちょっとした大掃除があったのだが、その際に廃棄処分となる本が大量に出た。
その頃から本好きだった私は廃棄処分にされた本を大量にgetしたのだが、これもその1冊。しかしあの時からだから、実に手に入れてから13年ほどして読んだことになる。いやはや

内容は、「コメットハンター」こと関つとむ氏の、半自伝的な天文随筆。彗星発見の体験談や、それに絡んで様々な人との出会いが語られ、なかなか面白い。後半でよく「光害」の話が出てくるのだが、今やますますヒドくなってしまったね
なお、この本は、自費出版されたという「未知の星を求めて」を加筆修正したものらしい

ちなみに私も小さい頃は星好きで、双眼鏡で夜空を眺めたりしていたのだが、さすがに天体望遠鏡は持っていなかった
天文部などにも所属していなかったので、プロどころからアマのレベルですら無いのだが、この本を読んでちと天体望遠鏡を見に行ってしまった。入門用のなら、2万円もあれば買えるのだね。意外に安いな

しかし、ちくま少年文庫はなかなか名作揃いなのだが、残念ながら2006年現在は絶版で入手困難なものばかり。惜しいなぁ。
小中学校の図書室なんかにはまだまだ残っているだろうから、本当に必要な人は読めるだろうけども。ちょっと心配だね(★★★)

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