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2006年5月

フィリップ・K. ディック: ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々


フィリップ・K. ディック: ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々
フィリップ・K. ディック: ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々

まぁ今さら私ごときが語るものでもないんだが、かの有名なディックの短編集。第4集までがBOOK OFFで100円で売っていたので、まとめて買ってきた

どの書評を見ても絶賛されているのだが、正直、私にはあまりピンと来ないものばかりだった。
確かに『植民地』の一種バカバカしい面白さや、『変種第二号』のオチが見え見えながらもダークな未来感は楽しめるのだが、どれも読了後は「ふーん」で終わってしまうのだ

まぁ、単に読む前の期待が大きすぎたのかもしれんけど。とりあえず星3つで。(★★★)

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川又 千秋: 火星甲殻団


20060517kasei
川又 千秋: 火星甲殻団

火星に取り残された植民団の末裔の、機械との共生生活を描くSF小説。っつーか、最近はSF読んでばっかりだな
設定の緻密さと、それを上手く物語へと昇華するお手並みはさすが川又千秋という感じだが、ラストシーンがあまりに使い古されて手垢まみれな手法でちょっと不満。続編の「火星甲殻団 ワイルドマシン」があるらしいので、そっちに期待かな。まぁ、今から探すんだけど。

ちなみに表紙と口絵には、実際に作られた模型(ジオラマというべき?)の写真がこのようにあしらわれていて、マニア心をちょっとくすぐる。(★★★)

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ダニエル キイス: 心の鏡―ダニエル・キイス傑作集

ダニエル キイス: 心の鏡―ダニエル・キイス傑作集

ダニエル・キイスの短編集。「エルモにおまかせ」「限りなき慈悲」「ロウエル教授の生活と意見」「アルジャーノンに花束を」「心の鏡」「呪縛」「ママ人形」の7つが収録されている。
ちなみにこのアルジャーノンは、有名なあの長編小説の下敷きとなった方の短編小説。

しかし、この本の流れで読むと、「アルジャーノンに花束を」が最初は純粋にSF小説として早川から発売されたというのに激しく納得。
ダニエル・キイスが、初期はここまでコテコテなSF作家だったとは……全く知らなかったよ。ちと恥ずかしいね(★★★★)

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高畑 京一郎: タイム・リープ—あしたはきのう


高畑 京一郎: タイム・リープ—あしたはきのう
高畑 京一郎: タイム・リープ—あしたはきのう

漏れくらいの年頃では、高畑京一郎といえば当然あの「クリス・クロス」だろう。当時もクリス・クロスで盛り上がった後の発売だったので、結構売れたようだ。
まぁ、それを2006年にもなって初めて読む私も、かなりのヒネクレ者なわけだが

お話としては、時間を行き来する「タイム・リープ」の能力を期せず持ってしまった女子高生と、疑いながらもその現象の真相解明に動いてくれる男の子……まぁ当然のことながら、これを読む人の99%は「時をかける少女」を連想してしまうだろう。
私も「どーせ劣化版『時をかける少女』だろ」と思いながら読んでしまった。

序盤はその感が捨てきれなかったのだが、やはり中盤の綿密な組み立ては唸らされる物があり、期待以上の面白さであった。
表紙と、選んだテーマでかなり損をしている感があるね。最初の一歩で読ませる売り方も必要だ

ただ、序盤と後半にはかなり不満が残るので、名作とまでは言えないなぁ。
ミステリ部分もちと疑問が残る展開。(★★★)

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小池田 マヤ: すぎなレボリューション


小池田 マヤ: すぎなレボリューション(1)
小池田 マヤ: すぎなレボリューション(1)


小池田 マヤ: すぎなレボリューション(2)
小池田 マヤ: すぎなレボリューション(2)


エセ関西人の私にとっては、小池田マヤといえば当然のごとく「マイペース! ゆず★らん」なわけだが、それ以外の作品は読んだことがなかった
ということで、BOOK OFFで100円で売っていたのでとりあえず2巻まで捕獲しておいたもの。

内容としては他と同じくストーリー4コマの手法で語る、お局OLのラブコメ(?)漫画。しかしダメリーマンな漏れとしては、安野モヨコの「働きマン」と同じく、激しくピンと来ないねぇ。
まぁ、明らかにレディコミだし、ゲームオタクな漏れが読む作品ではないね。2巻まででお腹いっぱいです(★★★)

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ヴァーチャル・ガール

エイミー・トムソン: ヴァーチャル・ガール

これも以前にBOOK OFFで100円で買って、放っておいたもの。引っ越し前整理の一環として読了。
ちなみに表紙は末弥純なので、それ系で買った人もいるかも。

最初は全く期待していなかったのだが、想像以上になかなか面白い作品であった。
特に序盤の、マギーが徐々に学習していく過程の描写は、明らかに「分かっている」人が書いているリアリティがあり一気に引き込まれた。
ヴィデオチップを見るマギーに、アーノルドが人物部分の輪郭をなぞってみせたりと、細かいながらも重要な描写は唸らされるものがある

ただ、後半になるといささかつまらない物語となってしまうのも事実かな。
特に後半からラストシーンにかけては、つまらんB級映画がよく使う手で、ちょっと拍子抜けした(★★★★)

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Hermann Hesse: デミアン


Hermann Hesse: デミアン
Hermann Hesse: デミアン

かなり昔に、BOOK OFFで100円で売っていたのを捕獲しておいたもの。っつーか最近は、蔵書整理のためにそればっかりなんだけど

一言感想としては、やはり「読むのが遅すぎた……」に尽きる。
おそらく中学生くらいの頃に読んでいれば大きな感動を素直に得られたと思うのだけど、ひねくれた27歳の大人となってしまった今では、ピンとこない記述ばかり。
訳文もちょっと回りくどい文章なため、途中から読むのが苦痛になってしまった

名作なのは間違いないのだが、こういう小説を楽しめる年ではもう無くなってしまったことを、痛切に感じさせられる一冊でしたな(★★★)

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野中 英次: 魁!!クロマティ高校 (9)


野中 英次: 魁!!クロマティ高校 (9)
野中 英次: 魁!!クロマティ高校 (9)

既に惰性で買いそろえているのだが、こうしてメモっておかないとどの巻まで読んだかが分からなくなってしまうのであった

この巻のメインは、マスクドと林田のアルバイト。しかしそれより注目したいのは、謎の神山のツッコミで終わる2話。
なんかあまりに投げやりで、ちとビミョー。そろそろ飽きてきた感がある(★★★)

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野中 英次: 課長バカ一代(1)


野中 英次: 課長バカ一代(1)
野中 英次: 課長バカ一代(1)

クロマティ高校から野中英次に入った私であるが、前作であるこの課長バカ一代も読んでみようと購入。
BOOK OFFで100円で買ったのだが、非常に楽しめた。お気に入りは通三省へ陳情に行く回と、香港饅頭の回かな。

しかし、八神課長(ry)は、自宅でも常にスーツにネクタイなのか? 遊園地くらいは私服で行けばいいものを……(★★★★)

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