手塚 治虫: 奇子
戦後間もない頃を舞台として、地方地主である天外(てんげ)家とそこに関わる人々を描いた長編漫画。
手塚作品の中でもかなり暗くかつシリアスな作品で、読後感もなかなか重いものがある
物語は戦後間もない昭和24年に起きた下山事件を一つの土台としており、天外家はその事件に関わってしまったことから仁朗の逃亡・奇子の幽閉とその歯車を狂わされて行く。
非常に面白い作品ではあったものの、ラストの呆気なさ(打ち切り?)で1点減らして星4つ。恭謙!(★★★★)
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