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H・F・セイント: 透明人間の告白

「本の雑誌」ではオールタイムベストと絶賛されており、椎名誠氏もベタ褒めだったため前から気になっていた本。しかし案の定、普通の本屋では見つからずにBOOK OFFで購入した。

ストーリーは、非常に単純。ある日透明人間になってしまった主人公が、追っ手から逃れながら生活していく様を描く、古典的な筋立てである
しかし、この透明人間の思うこと・体験することの描写が非常に生々しく、リアルな日常をまざまざと見せつけられてしまう。本当に透明人間になってしまったらどんなことが起こるか、どんなことに困るか、どんなことが便利か、それらを一つ一つ丹念に研究したのだろうということが隅々から感じられる

ただ、そうして非常に面白い小説なことは確かなのだけど、「あー、面白かった」で終わるのも確かかな。衝撃を受ける面白さ系よりは、エンターテインメント系の面白さって感じか。まぁどちらにしろ、読んで損は無いので見つけたら買いましょう(★★★★)

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