アーサー・C. クラーク: 2010年宇宙の旅

名作「2001年宇宙の旅」の続編。
前作も素晴らしかったが、こっちはもっと面白い! 特に木星やエウロパについて、科学知識を元に書かれるその内部の描写はまさに圧巻。

後半のHAL9000との会話など見どころも多く、今まで読んだSFの中でも間違いなくTOP5に入る。みんなも是非読め。(★★★★★)

2010年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)
アーサー・C. クラーク
早川書房
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城繁幸: 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代

友人のKAN氏から借りてきた。「日本企業は偉大なる素人集団」「選択肢の無い社会」などのキーワードがなかなか面白い。年功序列の限界や、日本社会の異常なまでの会社への滅私奉公という観点には納得。
若者がもっとワガママになれというのにも激しく同意だ。自らの首に喜んで鎖をかけ、進んで奴隷になろうとする人間がこの国には多すぎるもんな。

ただ、能力主義をあんなに無邪気に信仰しているのには違和感を覚える。職務給にすれば会社は正しく評価してくれると100%信頼しているのが激しく謎だ。年功序列をやめて能力主義にしたところで、その「能力」とやらを評価するのは、結局は(この本でさんざん著者が攻撃している)中高年なんだから。今より余計に悪い事態になるだけだと思うけど。
特に日本の中小企業なんかじゃ、能力主義とか口先だけは甘いことを言っといて、実は一人だけ給料を1.1倍にして他全員は一律1割カット……とかの人件費を圧縮する手段としてしか機能してないし。

最近の若者は会社が言うことなんて全く信用してない、ってことも掘り下げて欲しかったな。
しかしまぁ、タイトルは全然中身とリンクしてないけど、面白い本だった。おすすめ(★★★★)

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トーベ=ヤンソン: ムーミン谷の十一月

ムーミンシリーズの最終巻にして異色作。
何しろ、ムーミン一家が不在の舞台を描いた「ムーミンが出てこない」ムーミン作品だから。

フィリフィヨンカが時々起こす癇癪が楽しかったな。鏡に向かって話すスクルッタも良い。(★★★)

ムーミン谷の十一月 (講談社青い鳥文庫 (21‐8))
トーベ=ヤンソン 鈴木 徹郎 Tove Jansson
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保坂和志: 書きあぐねている人のための小説入門

小説入門というより、著者が小説に関して思うところを書き連ねただけという感じ。
あんまり面白くなかったけど、「回想多すぎ!」にだけは「ほほー」と納得。(★★)

書きあぐねている人のための小説入門
保坂 和志
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新潮日本文学アルバム - 安部公房

安部公房にまつわる写真を元に、生い立ちと作品についての紹介。
色々と面白い写真が多かったけど、氏のファンじゃないとつまらんだろうな。(★★★)

安部公房 (新潮日本文学アルバム)

新潮社
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塚本裕美子, とまとあき: スターシップ・オペレッタ

うーん、つまんなかったな。単なるあらすじという感じ。
見開き丸ごと悪口は面白かったけど、そこだけかなー。(★★)

宇宙豪快ダイザッパー〈2〉スターシップ・オペレッタ (富士見ファンタジア文庫)
塚本 裕美子 とまと あき
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トーベ=ヤンソン: ムーミンパパ海へいく

ムーミン一家が島へと渡り、灯台に住み着くお話。

この巻は、絵の中に入りこんでしまうムーミンママなど、ある意味文学性の高い作品だった。
しかし、ちびのミイが灯油で蟻を虐殺するくだりが後味悪いなあ。(★★★)

ムーミンパパ海へいく (講談社青い鳥文庫 (21‐7))
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ヘレン・モーガン: 世界最高額の切手「ブルー・モーリシャス」を探せ!

POST OFFICE切手として有名な、モーリシャスの1ペニーおよび2ペンス切手のお話。
きちんとした歴史資料により切手を巡る歴史がまとめられており、文章も読みやすくなかなか面白かった。(★★★★)

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わかつきめぐみ: ゆきのはなふる

山の主様シリーズの連作短編集。
前半の短編もなかなか小気味良くて面白いのだが、表題の中編「ゆきのはなふる」がすんばらしい。全部のお話がこのレベルなら、間違いなく星5つだったな。

年を取って大人になった今でも、まだこーゆーお話を読んで感動できる自分にも密かに安心。
っつーわけで皆も読め。(★★★★)

ゆきのはなふる
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わかつき めぐみ
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わかつきめぐみ: 月は東に日は西に

「楽描倶楽部」の日々の活動を描いた短編集。
うーん、ヒネくれた大人となってしまった私には、あまり楽しめかったな。こーゆー題材は、やはり究極超人あ〜るの方がしっくり来てしまう。(★★)

月は東に日は西に
月は東に日は西に
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白泉社
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